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食文化

グアムのローカルフードの基本は、初期の祖先が陸で採集・栽培・狩猟できたもの、そして海で捕獲し、網にかけることができたものです。「生命の木」と呼ばれるココヤシの実(ココナツ)は、多くの野菜やくだものと同じく、乾物やオイル、ウォーター、ミルクなどさまざま形で流通しています。

魚をはじめとするシーフードや食用の海草類は昔から豊富でしたが、植民地・被占領地だった時代に作物量は増え、農業技術が向上し、緑豊かなグアムの火山性の土壌から安定した収穫が得られるようになりました。

第二次大戦終結後にはアメリカ本土から大量の食品が流入。代表格は缶詰の加工食品で、その風味と利便性がグアム住民に受け入れられました。それからというもの、太平洋の流通拠点グアムは人種のるつぼという土地柄を反映した多彩な料理と地元のテイストを融合させ、「食の都」としての顔をもつようになりました。

現在のグアムは「パシフィック・リム」の牽引役で、90年代半ばに世界を席巻した料理界のイノベーションの最前線。おおぜいの才能豊かな料理人やシェフたちが、味と盛りつけの高みをめざし続けています。グアムは世界トップクラスの食事がかんたんに楽しめる場所なのです。

 

チャモロ料理について

チャモロ料理は、グアムに伝わる伝統料理です。
スペインにアメリカ、日本、その他東南アジアなどさまざまな国の影響を受け、文化を吸収してできた料理です。頻繁に使われるスパイスや食材は、ココナツ、赤唐辛子、お醤油、お酢、玉ねぎ、レモン汁、砂糖などで、どの料理にも「甘さ・辛さ・酸っぱさ」のいずれかが濃厚に現れているのが味の特徴です。
大家族社会であるグアムの影響で、各料理は大量に作って各自で分ける大皿料理スタイルが主流です。
グアムにいらっしゃった際は、グアム伝統の味を是非お楽しみ下さい。

 

代表的なチャモロ料理

red riceレッドライス
英語名:Red Rice
チャモロ語名:Eneksa Agaga

グアムのフィエスタ(村のお祭り。各村の守護聖人を祭ることが目的)をはじめ、チャモロ人の食卓に欠かせない一品です。もち米は使いませんが、感覚的には チャモロ版のお赤飯といったところでしょうか。
使用されるアチョーテの実(ACHOTEまたはACHIOTE)はビタミンAが豊富で、実や葉はバクテリア等の細菌に対して効果があり、ペイレス・スーパーな どで一般家庭用に販売されています。


チキン・ケラグエン
chicken kelaguen英語名:Chicken Kelaguen
チャモロ語名:Kelaguen Monuc

ビーフ・ケラグエン
英語名:Beef Kelaguen
チャモロ語名:Kelaguen Katne

シュリンプ・ケラグエン
英語名:Shrimp Kelaguen
チャモロ語名:Kelaguen Uhang

レッドライスに次ぐチャモロ料理の定番メニューで、日本の肉じゃがと同じくらい、チャモロの家庭の中ではポピュラーな一品です。味は日本の酢の物系のおつまみにそっくりな、酸味の効いたさっぱりとした味が特徴です。
前菜やサイドディッシュとして、フィエスタを始めとする家庭料理に登場します。他に魚を使ったフィッシュ・ケラグエンなどもあります。

recipe

 

dried beef

ドライビーフ
英語名:Dried Beef
チャモロ語名:Eneksa Agaga


 

 

 

 

tortilla

トルティーヤ
英語名:Coconut Tortillas
チャモロ語名:Manha Tatiyas

デザート、お菓子類に分類されますが、朝食時のパンケーキとしてもよく食べられています。淡白で、ほのかにココナツの甘さが広がります。

 

 

 

guzuria

グズリア
英語名:Guguria

かりんとうのようなグアムのお菓子です。