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フェスティバルテーマ

FESTPAC theme

2011年8月4日。チャモロダンスのマスターであるフランク・ラボン氏のもとに、知事によって任命された人々と、さまざまな伝統文化を担う“ファナグイ(グアムのチャモロ語で「先生」)”たちがフェスティバルの設立委員として招集され、2016年のFESTPACに向けたテーマとロゴマークの検討を開始しました。

マリアナ諸島の先住民であるチャモロを表現するテーマを求めて、議論が重ねられました。西洋文化の影響によってチャモロの伝統と文化は姿を潜め、太平洋の兄弟たちとの繋がりは、一度は失われつつありました。先住民たちが一体となってその文化を守るため、太平洋の国々と共に生きる取り組みは、以下のテーマのもと、ふたたび始まろうとしています。 

受け継がれた伝統 (I Pa’an Taotao Tano') - ここに暮らす先住民としての伝統的な生きかたと誇り

自然からの恩恵 (I guinahan I Tano' yan I Tasi) - 何千年も島々を潤してきた、大地と海の豊かさ

想いをわかち合う (Inaafa Maolek) - チャモロ人のホスピタリティと優しさを、みなさんに届ける

太平洋の物語 (Taihinekok) - 永遠につながるすべての生命を敬い、慈しむ

 

ロゴマーク

ラッテストーン
ハリギと呼ばれる石柱の上に、タサと呼ばれる半球状の頭石がお椀のように載っています。古代チャモロ人が家を建てる際に造ったともいわれ、マリアナ諸島を中心に遺されています。ラッテストーンは、チャモロの人々の強さとしなやかさの象徴です。

スリング・ストーン
古代チャモロ戦士の武器。石灰岩や玄武岩、粘土を焼成して、たこの木とココナツの繊維で作った投石器に引っ掛けて使います。丸い形の石はグアム国旗にもデザインされ、建築デザインにも取り入れられています。ラッテストーンとともに、スリング・ストーンもチャモロ人の誇りとアイデンティティを象徴する文化遺産です。

ココナツの木
生命の木で、豊かな大地の象徴です。

青い海とアウトリガーカヌー
海の恵みと、海の知識と技術を共有する家族のような太平洋の人々のつながりを象徴します。