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野生動物

主要な大陸から遠く離れた環境にもかかわらず、グアムには面白い動物が数多く存在します。
ジャングルには外来種のシカや野生のブタが、蒸し暑い日には家畜のカラバオ(水牛)がひんやりした小川でくつろぐ姿が見られます。

海辺の鳥にはアメリカムナグロやキアシシギ、メダイチドリなど、また希少な美しい鳥ベニビタイヒメアオバトやカワセミ、グアム・レイルなどの絶滅危惧種もいます。
野生のニワトリは島じゅうの住宅地を住みかにしていて、早朝の「ときの声」は島民たちの目覚まし時計がわりになっています。

昆虫を探して民家や庭を徘徊しているのは、無害な小さいトカゲ類のゲッコーやブルーテイルド・スキンクス、そしてカメレオン。
北部を中心に「ヒリタイ」と呼ばれるオオトカゲが道をすばやく横切る姿を見かけることも。
絶滅危惧種のフルーツバット(オオコウモリ、現地名「ファニヒ」)は夕食の人気メニューですが、個体数を大幅に減らしながらもいまだに北端部の洞窟に生息しています。

夜にはヤシガニ(アユユ)が地面をのそのそ歩き、庭の小道には外来種のアフリカマイマイが残した銀色に光る筋が。
万華鏡のような蝶たちはめずらしい花から花へ飛びまわっています。

驚くほどの多様性はグアムの動物界の誇りですが、第二次大戦後まもなく貨物船経由で持ちこまれたミナミオオガシラ(ブラウンツリースネイク)は毒性こそないものの、やっかいな捕食者であり害獣です。

生物学者によれば、ミナミオオガシラはパプアニューギニアとソロモン諸島の在来種で、多くの鳥類を事実上絶滅させてしまいました。
行政当局は駆除対策に数百万ドルかけ、成果をあげつつあります。

 

グアムの鳥 ココバード

島の鳥とされているこの鳥は、果実を主食とする鳩で、飛ぶことはできません。緑がかった羽毛は、グアムで最も美しい鳥の一つとされています。現在は、絶滅危惧種に登録されています。

水牛

スペイン統治時代に、スペイン人が持ち込んだと言われています。

イルカ

グアムでよく見ることができるイルカは、群れを成す習性があるハシナガイルカ。 英語ではスピナー・ドルフィンと呼ばれています。

ヤシガニ

チャモロ語では「アジュジュ」と呼ばれています。 ヤシの実を主食とし、大きいものでは幅が3フィート(約90センチ)にもなります。

ゲッコー

グアムに生息するヤモリたちは、この"ゲッコー"という呼び名で親しまれています。
キャラクター商品もあります。

フルーツバット

チャモロ語で「ファニヒィ」と呼ばれるこうもりです。 ヨーロッパによる統治が始まる以前は、グアムで唯一の動物でした。 以前は食用とされていましたが、 現在は数が少なくなり保護動物に制定されています。