なぜグアムが今日のような地形になったのか?

Guam Landscape

 

南北に長く、中心が狭くなっているグアムの地形はとてもユニークです。グアムの地形はどうしてこのような形になったのでしょうか?

 

昔、チャモロの人々の古代の先祖であるタオタオモナ(taotaomo’na)がグアムで繁栄していました。彼らは知恵、強さ、そして魔法の能力を持っていました。彼らは島の自然に頼り、自給自足で生きていました。

ある日、1人の漁師(peskådores )が、島が中心に向かって縮んでいることに気がつきました。まるで巨大な生き物に食べられてしまったかのように、グアムの中心部にあるハガニア湾とパゴ湾の巨大な土地が消えていました。この奇妙な出来事の勢いが止まることはなく、タオタオモナは島が2つに割れてしまう、と危惧するまでになりました。この問題を解決しようと会議が開かれましたが、島の中心部が日に日に小さくなっている原因は誰にもわからず、タオタオモナは仕方なく家に帰るしかありませんでした。

しかしそれから少したったころ、パゴの漁師が、巨大な魚が陸地を食い尽くしているのを見つけました。この大きな生き物が島の縮小の理由だったのです。彼は陸地に戻り、村の人に事態を説明しました。村人は怒り、もう二度と他の陸地を食べさせないよう、巨大な魚を捕まえるようと奮起しました。しかし、多くのカヌーや男性が水中をくまなく探し回っても、彼らが魚を捕まえられることはありませんでした。

男性たちがなかなか捕まらない巨大な魚の狩りを続けている間、若い女性たちは集まって、この凶暴な魚について話していました。彼女らは、ハガニアにある泉でレモン水を使い、髪を洗う習慣がありました。そのため、泉のいたるところに、レモンの皮が散らばっていました。ある日、パゴの若い乙女が、湾にレモンの皮が浮いていることに気づきました。泉にあるはずのレモンの皮が、どうして湾にあるのか、目の前にある事実に混乱しましたが、巨大な魚が土地を食べ続け、泉からパゴ湾につなぐ穴ができてしまったことに気づきました。彼女はその事実を島中の人に伝えました。

そして女性たちは泉で魚を捕まえるための巧妙な計画を立てました。彼女たちの髪の毛で作った魔法の糸を使って、彼女たちが歌うにつれて強くそして大きく成長する魚網を織りました。若い女性の美しい声に魅了されて、魚は水面に顔を出したそのとき、女性たちはその巨大な生物の上に網を投げました。男たちが魚を回収し、二度とグアムの土地を食べないよう約束をし、若い女性たちは島を破壊の危機から救ったことで祝われました。

 

伝説は多くの意味を持ちます。人々を楽しませ、不思議な出来事について説明をし、そして時代を超越した普遍的なテーマで何世代もの人々を教育します。とりわけ、それらは文化の鏡としての役割を果たし、人々の価値観や信念を反映しています。この伝説は、古代のチャモロの人々の機知と創造性を示すだけでなく、グアムが女性と土地に対して持っている深い愛と尊敬も強調しています。

https://www.visitguam.com/blog/post/take-a-bite-out-of-this-how-guam-came-to-be-the-shape-it-is-today/