世界各国のインディーズムービーが楽しめる『第8回 グアム・インターナショナル・フィルム・フェスティバル(8th Guam International Film Festival)』。今年は10月3日(水)から開催され、80本以上もの映画が上映されています。映画好きの方、グアム旅行の合間にいかがですか?



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『第8回グアム・インターナショナル・フィルム・フェスティバル』は
ハガニア地区のグアムミュージアムで開催されています。



『第8回 グアム・インターナショナル・フィルム・フェスティバル』の会場となっているのはグアムミュージアム(Guam Museum)。10月3日(水)から28日(日)まで約4週間にわたり開催されています。上映されているのは80本以上。地元グアムをはじめ、日本や韓国、中国、フィリピンなどのアジア、ドイツやフランス、ルーマニアなどのヨーロッパ、アメリカ、カナダ、ペルーなど世界各国のインディーズムービーが集まっています。環境問題を取り上げたドキュメンタリー、家族で楽しめるアニメーション、LGBTQをテーマにしたドラマ、コメディー、ホラーなど、内容も実にバラエティー豊富。上映時間も5分に満たないものから2時間を超える大作までが勢ぞろいしています。



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初日のキックオフ上映となったのは
こちらの作品「シロズ・ヘッド」。



「シロズ・ヘッド(Shiro's Head)」はグアム出身のチャモロの兄弟、ドン・ムーニャ(Don Muna)とケル・ムーニャ(Kel Muna)が手がけた作品で、各国の統治下に置かれた複雑なグアムの歴史、その歴史が作り上げた独特の文化、そして現代のグローバル化した社会を背景に描かれたサスペンスムービー。キャストは全員グアムの人たちで、撮影や編集など制作のすべてがグアムで行われました。そしてラスベガス国際映画祭、サンドヒルズ国際映画祭、ロサンゼルス・アジアン・パシフィック映画祭、ハワイ国際映画祭など世界中の映画祭で高く評価されるなど、数多くの賞を受賞したグアムを代表するインディーズムービーです。



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今回注目の映画はこちら
「コール・ハー・ガンダ」。



今年の『グアム・インターナショナル・フィルム・フェスティバル』のベスト・ドキュメンタリーにノミネートされ、注目されているのは「コール・ハー・ガンダ(Call Her Ganda)」。トランスウーマン(男性から女性への性転換者)が殺された事件をきっかけに、アメリカ社会に立ち向かう3名の女性の姿を描いた作品です。

日本からも多くの映画が出品されています。映画好きの方はもちろん、日本では忙しくてなかなか映画館に足を運べない方、最近全然見ていないという方も気軽に足を運んでくださいね。
鑑賞料は1ブロック$5と安く、上映時間が長いものは1ブロックで1本、短いものは1ブロックで数本上映されます。公式ウェブサイト(https://www.guamfilmfestival.org)はすべて英語ではありますが、上映スケジュール、各映画の紹介などが細かく掲載されていますので、ぜひ確認してみてください。



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映画を鑑賞した方は観客による投票にも
参加してくださいね。



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会場はグアムミュージアムの裏側にあるインドアシアター。
正面入り口から入り、そのまま建物の奥にあるドアから外に出て
左側にあるドアがインドアシアター入り口です。
チケットはグアムミュージアムの受付で購入できます。



また多くの映画ファンの期待に応え、今年から『第8回グアム・インターナショナル・フィルム・フェスティバル』の上映映画をオンラインで見ることができるオンデマンドパスも登場。10月31日(水)まですべての映画を見ることができるもの($14.99)と、気になる映画を選んで1本ずつ見ることができるもの($3.99)の2種類のパスが用意されています。帰国後でもオンラインでパスを購入し視聴できるので、グアム旅行中は忙しいという方はぜひ日本でグアムの映画祭を楽しんでくださいね。


※記事内の料金は2018年10月19日現在のものです。



<インフォメーション>

イベント名:第8回グアム・インターナショナル・フィルム・フェスティバル(8th Guam International Film Festival)
会場:グアムミュージアム インドアシアター
鑑賞料:1ブロック$5
開催期間:10月3日(水)~10月31日(水)
住所:193 Chalan Santo Papa Juan Pablo Dos. Hagatna, Guam 96910