スポンディラス貝、ジャイアントクラム(オオシャコガイ)、イフィット(グアムに原生する、世界一硬いと言われる木)、亀の甲羅の他、石や牛の骨、野ぶたの牙など様々なローカルの材料を使った美しいジュエリーからは、自然と共に暮らすグアムの人々の美意識や歴史、伝統を伺い知ることができます。最近ではこれらの伝統的なグアムの素材だけでなくビーズなどと組み合わせたコンテンポラリーなスタイルも増え、チャモロアクセサリーの魅力が更に増していますが、残念ながらグアムのアーティストが手がける一点ものを扱うお店は多くありません。
そんなローカルアーティストが持ち込んだ作品を長年マンギラオ地区のコンテナを改装した店舗で販売してきた「グイナハン・チャモル(GUINAHAN CHAMORU)」が、この度タモン地区の「ヒルトン・グアム・リゾート&スパ(Hilton Guam Resort & Spa)」横にソフトオープンしている「チャモロカルチャーセンター(Sagan Kotturan Chamoru)」内に移転しました!こちらの店内は、アクセサリーだけでなく彫刻やグリーティングカード、絵本など、70人を超えるアーティストのチャモロ文化の香り漂う作品で一杯です。
素朴でグアムらしいアクセサリーや民芸品が
沢山展示されていました。
本当のグアムに出会えた気分になれますよ。
チャモロカルチャーセンターのゲートを入るとコンプレックスが8つ並んでおり、一番左端に移転したばかりのグイナハン・チャモルがあります。営業は月曜日から土曜日、午前11時から午後6時までで、 定休日は日曜日です。
貝や動物の骨などから出来ていると聞いて
興味津々の子供たち。
写真中央にある"ディスク"と呼ばれる平らな「コイン」は
スポンディルス貝で作ったもの。
古代グアムでは貨幣として使用されていました。
グアムにちなんだモチーフに加工した
ビーズやガラスのアクセサリー。
色がカラフルで、お値段も$10前後とお手頃です。
ジャイアントクラム(オオシャコガイ)という貝で作った
グアム島の形をしたネックレス。
アクセサリーの他にも
お土産やグアムの思い出にぴったりの、小物や雑貨が見つかりますよ。
南国モチーフのスタンプは旅行者に一番人気です。
グアムの自然や伝説が描かれた
ポストカードやグリーティングカード。
帰国後のお土産にメッセージを添えてみてはいかがですか?
ローカルミュージシャンによるCD、グアムの写真集や絵本などで
グアムをもっと深く知ることができそうです。
グアム在住アーティストのアートも販売しています。
グアムの風景や海の生物が、生き生きと描かれています。
この日店番をしていたお兄さんは
葉編みのスペシャリストらしく、
パンダナスの葉編みの実演を披露してくれました。
店の裏にあるパンダナスの木から取った葉を
乾燥させて使います。
ほんの3分ほどで、バッタが出来上がり!
パンダナスの葉は敷物や篭など、
古くから生活用品を作るのに使われてきました。
マンギラオ地区にあった以前のお店の
3倍ぐらいある、ゆったりした店内。
チャモロカルチャーセンター内の一番左に
グイナハン・チャモルの看板が目に入ります。
場所はヒルトン・グアム・リゾート&スパから
サンビトレスロード(ホテルロード)を南へ。
坂を上る途中に巨石遺跡「ラッテストーン(Latte Stone)」の
ゲートが見えてきます。
このゲートを入った奥にチャモロカルチャーセンターがあります。
チャモロカルチャーセンターは、2006年に結成されたボランティアグループ「イナダヘン・イ・リナラ・イ・コツラン・チャモロ(Inadahen I Lina'la I Kotturan Chamorro)」が、ガバナージョセフフローレスメモリアルパーク(イパオビーチパーク)を見下ろすこの高台に8エーカーの公共の土地の利用を許可されて以来、8年の歳月を費やしてソフトオープンにこぎつけました。草刈りや古い家屋の改装などボランティアのマンパワーだけで施設が整備され、8つあるコンプレックスのひとつがグイナハン・チャモル、それ以外はローカルアーティストのスタジオやミュージアム、チャモロダンス教室、伝統文化の教室などに使われています。シャトルバスをご利用の方は、ヒルトン・グアム・リゾート&スパ前で下車すれば5分程度です。ゲートからはしばらく坂が続きますので、小さなお子様連れや年配の方は、レンタカーかタクシーの利用をお勧めします。既にほとんどの施設が完成していますので、是非お立ち寄りください。
<インフォメーション>
店名: グイナハン・チャモル(GUINAHAN CHAMORU)
営業時間:11:00AM~6:00PM
定休日:日曜日
ロケーション:タモン地区 ヒルトン・グアム・リゾート&スパ横
チャモロカルチャーセンター内
電話番号:671-688-7852