比較的治安が良いとされるグアムでも、強盗や暴漢などの被害が時々発生します。「常夏の楽園」というイメージで"安全"を過信せずに、より安全と思われる行動を取ることが大切です。ここ数週間の間にグアムでは、旅行者が利用するエリアでも何件かの事件が発生しました。今回は外出の際に、特に日没後に心掛けたい"グアム旅行のアドバイス"をご紹介しましょう。

タモン地区の中心地「プレジャーアイランド」エリアは
日没後も街灯で明るいですが、
それでも注意を払って行動することが大切です。

■1. 日没後は人通りの少ない道を歩かない。
ホテルが立ち並ぶサンビトレスロード(ホテルロード)であっても、油断は禁物です。「プレジャーアイランド(Pleasure Island)」内にある「DFSギャラリア・グアム(DFS GALLERIA GUAM)」や「ザ・プラザ(THE PLAZA SHOPPING CENTER)」などは深夜11時頃までお店がオープンしているので人通りも多いのですが、それ以外の場所は商業施設であっても、空き地や人気のない箇所が点在しています。日没後の街歩きは絶対に避けましょう。帰りにはDFSギャラリア・グアムや、付近にある「タモンサンズプラザ(TUMON SANDS Plaza)」などで提供している、独自の送迎サービスが便利でお得です。是非事前に時間などをご確認ください。

プレジャーアイランドを抜けると急に暗くなり、車も人もまばらになります。
このような場所で事件が起こりやすいのです。

■2. 夜のオプショナルツアーに参加する場合は、送迎サービスを利用する。
バーベキューやディナーショーなど、グアムの夜の楽しみは盛り沢山です。いずれのツアーもホテルへの送迎サービスがついていますので、こちらを必ず利用して宿泊ホテルまで帰りましょう。又、多くのレストランでも送迎サービスを用意していますので、使わない手はありません!

昼間は人通りが多い「サンドキャッスル・グアム」近辺ですが、
夜になると雰囲気が一転します。
こちらでも送迎付きのコースを用意していますよ。

■3. パスポートや多額の現金は持ち歩かない。
パスポートや多額の現金は、必ずホテルのセーフティーボックスに保管してから外出しましょう。どこで誰に所持品を観察されているかわかりません。グアムではほとんどの場所で、クレジットカードが利用できます。又、小額であってもクレジットカードを利用する方が多いので、ドリンクやお菓子などのお買い物であっても、気兼ねする必要はありません。

■4. 青信号であっても、車が停車したのを確認してから渡る。
半年ほど前、DFSギャラリア・グアムと「JPスーパーストア(JP Superstore)」間の交差点が斜め横断も可能になり、同時に、車の赤信号での右折が禁止されました。しかし、グアム島全体で赤信号時の右折禁止場所は非常に少ないため、ドライバーも不慣れです。実際、新しく設置されたサインを見逃し右折する車を見かけることが多々ありますので、仮に青信号であっても、横断する際には車が停止したことを必ず確認しましょう。

しばらく交差点で様子を見ていると、歩行者の信号が青になった後に
青いバンが右折してサンビトレスロード(ホテルロード)に進入してきました。

■5. 信号のない場所での横断はしない。
サンビトレスロード(ホテルロード)のあちこちで、信号がついていない場所で横断する旅行者を頻繁に見かけます。私たちドライバーからみれば、植え込みの影から突然現れる歩行者は本当に脅威です。グアムでは突然のスコールも多く、視界が急に悪くなることもあります。もちろんご多分に漏れず、無謀な走行をする車も残念ながら存在します。多少遠回りになっても、道を横断する時には必ず信号の着いた横断歩道を利用しましょう。

信号がないところを横断しながら、スマホを操作する方を発見。
車が必ず止まってくれると過信しないでください!

■6. 見知らぬ人を安易に信用しない。
旅行先でローカルたちと知り合うことは旅の楽しさのひとつではありますが、それにつけ込んだ犯罪があるのも事実です。誘われても、安易に車に乗ったりしないようにしてください。

小さなお子様をお連れのお母さんは、
子供が飛び出したり走り出したりしないように、
しっかりと手をつないでくださいね。

■7. 海外にいるという自覚を持つこと。
観光業で成り立っているグアムでは日本語が通じる事も多く、思わず国内感覚になる瞬間もありますが、海外であるという事を認識して、荷物を置きっぱなしにしたりしないようにしましょう。

最後に、緊急連絡先のチャートをご紹介します。
http://www.visitguam.jp/travel/emergency.html

場所 電話番号 備考
マイクロネシア・
アシスタンス・インク
(MAI)
649-8147 グアムの旅行会社が共同出資して設立した会社です。24時間体制で、旅行中の病気やケガ・盗難など、観光客のあらゆるトラブルに日本語で対応してくれます。受けられるサービス・料金等については、直接MAIへお問い合わせください。
マイクロネシア・アシスタンス・インク(MAI)HP
警察・救急車・消防 911 全て同じ番号です。
在ハガニア日本国総領事館
Consulate General of Japan
646-1290 649-2620(FAX) 月~金:8:30~12:30、13:30~16:30
休日 :土・日・祝祭日
在ハガニア日本国総領事館HP
日本旅行者クリニック
Guam Tourist Clinic
648-0119 日本人旅行者の不意の疾病や怪我に日本語で対応できる、日本人医師による観光客専用のクリニックです。グアムで言葉や医療制度、文化、薬、病気の違いで困らない診療活動を行います。
月・火・木・金:9:00〜17:00
水・土:9:00〜13:00
電話受付は8:00より

楽しい思い出作りのためにも、是非ご参考になさってくださいね。