
シングルス優勝の伊藤竜馬 選手(22才)
私も最終日のシングルストーナメントを観戦すべく、開始の1時間前から場所取りに出かけました。
座席でゲーム開始を待つ各国からの応援者とグアムのテニスファンの観客は、まるでこの島を凝縮したように国際色豊か。「今日は何処の国の対決?」なんて内容の会話も聞こえてきます。
開催場所はヒルトングアムリゾート&スパのテニスコート。
グアムは今、木々にお花が満開の美しいシーズンです。
フューチャーズトーナメントが開幕してからというもの、常に地元の新聞のスポーツ面を賑わせて
きましたが、今日のシングルス決勝対決は、日本vs 日本!
そうなんです、今回のフューチャーズでは、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ドイツ、韓国、タイ、
ソロモン諸島、北マリアナ諸島、そして開催地のグアムなど、世界からの出場者と共に、日本人選手
たちが大活躍を見せてくれました。
シングルス準優勝の三橋淳 選手(21才)
ところで、テニスをしない方は「フューチャーズ」ってなんのこと?と思われるかもしれません。
これはテニスプレーヤーの位置づけを示す言葉です。テニスの世界では「ATPランキング」と呼ばれる選手のランキングがあるのですが、それを持たない選手から300位ぐらいまでの間に位置する選手が出場する大会が、この「フューチャーズトーナメント」です。
ATPランキングを上ることができる世界プロトーナメント開催は、
グアムでは90年代以来のことです。
このフューチャーズの大会が多く開催される地域は優秀なテニスプレイヤーを多く排出する、という
相関関係があると言われています。また、スポンサーのついていない若い選手たちや関係者にとって、費用面で足を運びやすいロケーションであることなども、開催地として重要な要素となってきます。
日本から応援に来るみなさんにとっても、近場のグアムで気軽にフューチャーズ観戦、そしてリゾート
観光やショッピングが楽しめて嬉しい限りです。今後、グアムがフューチャーズ開催地の1つとして定着するといいですね。
ゲームが終了して爽やかに握手を交わす2人。
(左)三橋淳 選手 (右)伊藤竜馬 選手
さて、ゲームの結果は...
長くジュースが続きながらも、伊藤選手が波に乗って6-2、6-4で勝利を果たし、優勝のタイトルを
手にしました。
私はゲーム観戦で手に汗握り、写真を撮るのも忘れて、他の観客と一緒に首を右に左に!
勝ち残った日本人選手の名前がズラリと並んだトーナメント表。
グアムの唯一の出場者ジャスティン・ドゥガン選手は、運悪くこの優勝者の伊藤選手とシングル1回戦で対戦して敗れてしまったんですね。地元での国際プロテニストーナメントでの悔しさをバネに、ますますの成長を願っています!観戦していたローカルのテニスクラブの子供たちにも、未来への大きな目標を与えたに違いありません。
さあ、これから伊藤選手は、
このグアムの大会での優勝を機にウインブルドンに舞台を移すことになります。すごい!
日本から駆けつけたサポーターの皆さん。
おめでとうございます!これからさらに楽しみですね!
閉会の挨拶では、惜しくも準優勝となった三橋選手が、「皆さん応援をありがとう。とても暑かった!
また来年戻ってきます!いや、今年中に戻ってきます、グアム観光がしたい!」と流暢な英語のスピーチで地元の観客を喜ばせてくれました。
世界各国からのプレイヤーの皆さん、そして関係者の皆さん、
またきっとグアムに戻ってきてくださいね!
<インフォメーション>
■トーナメント名: 2010グアム・フューチャーズ
■開催期間: 2010年5月31日(月)~6月6日(日)
■主催者: GIFグアム インターナショナル フェデレーション
■タイトルスポンサー: ヒルトン グアム リゾート&スパ
■トーナメント結果:
シングルス決勝
優勝:伊藤龍馬(日本)6-2、6-4 準優勝:三橋淳(日本)
ダブルス決勝
優勝:岩見亮/松井敏秀(日本)3-6, 7-5, [10-4]
準優勝:Ruben Gonzales/Christian Guevara(米国)