今年も大盛況の中、5月28日(日)に『インターナショナル・ココスクロッシング(International Cocos Crossing)』が開催されました。毎年恒例のオープンスイムの遠泳レースで、日本からの参加者も多く、地元に住む人からも人気のイベントです。大会はグアム南部のメリッソ村(Village of Merizo)から船で約10分の沖合にあるココス島から出発する2.5マイルレース(約4㎞)と、メリッソ桟橋をスタートしてココスラグーン内を周回する5㎞レース、さらにそのコースを2周するオリンピック規格の10kmレースがあります。エメラルドグリーンの珊瑚礁に囲まれた島から深いウルトラマリンブルーの海を泳ぐ体験は、まさにグアムならではのマリン系イベントといえるでしょう。



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遠くに見えるココス島を目指し
スタートの合図で泳ぎだす5km、10kmレースの参加者たち。



午前7時、ココス島側では2.5マイルレースが、メリッソ村側では5km、10kmレースが同時にスタートします。また、ココス島側を出発する同じ距離で、シュノーケリングや足ヒレをつけて泳ぐことができるネプチューンというカテゴリーもあります。グアムの海を純粋に楽しみたいというスイマーの為に用意されているカテゴリーで、遠泳に慣れていない方でも挑戦出来るようになっています。



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2.5マイルレースの参加者は
船に乗ってココス島まで移動します。



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カメラを向けるとこれから始まる挑戦にドキドキしながらも
笑顔でポーズをとってくれました。



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スタートの合図を待つ
5kmレースの参加者たち。



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スタートの合図後は応援する人達から
大きな声援が送られます。



魚のように群れになって泳いでいた選手たちの姿もしばらくすると大海原の中に見えなくなりましたが、地元のレスキュー隊による船や数多くのボランティアによるジェットスキー、カヌーなどの巡回もあり、安全面にも最善が尽くされていました。



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地元の警察によるレスキューボートが、
参加者たちを見守ります。



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ボランティアのカヌーが参加者の側で待機。
お水など必要な時は助けてくれます。



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陸では救急車が待機。
フルサポートで安心して参加できます。



オープンスイム競技はオリンピックでも認められているので注目のスポーツとなっており、ココスクロッシングに参加する人も毎年増えています。この日も日本からも団体さんがたくさん参加していらっしゃいました。老若男女それぞれの方々が自分のベストを更新するため泳いでいる姿を見ているだけで、とても感動しました。



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それぞれのカテゴリーから参加者達が
続々とゴールします。



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2.5マイルの部門の女性で
ナンバー1に輝いた彼女のように
男性にも負けない記録で競えるのが水泳の醍醐味。



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泳ぎ終えた方から順に番号のチェックとともに
参加記念のTシャツをもらいます。



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参加した人だけの特別なメダルはプライスレス。
南の楽園グアムでの思い出として持ち帰ることができます。



大会の終わりには表彰式がありました。コース別や年代別のカテゴリーに入賞した方、男女それぞれにメダルや盾がプレゼントされました。



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5kmの部で優勝した男女のスイマー。
どちらも10代と若く、将来が楽しみです。



ベストを尽くした参加者に主催者、スポンサー、地元のビジネスによる飲み物や軽食が振る舞われました。また、ココナツジュースやホットドックなどの出店も並び、ちょっとしたお祭りのように賑やかになりました。



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たっぷり汗をかいて奮闘した選手たちへの
スポーツドリンクによる水分補給のサポート。



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グアムで人気のアパレル&かき氷店ハファロファ(Hafaloha)が
参加者全員にお好きな味のかき氷をプレゼントしていましたよ。



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お腹を空かせた参加者たちをねぎらうため、
グアム名物炭火BBQ、フライドライス(炒飯)、サンドイッチやフルーツ、
パワーバーなどが並びます。



軽食をつまみながら、参加者たちが話に花を咲かせたり、ココス島をバックに記念撮影をしていたり、とても賑やかです。

このレースはとても明るい雰囲気の中で自分の可能性に挑戦するにはもってこいのイベント。小さい子は9歳から、また65歳以上の参加者も多く、グアムの海をたっぷり満喫できます。泳いでいる途中、亀やエイを見て感動した選手達は「来年も挑戦するぞ!」と意気込んでいました。あなたも是非、来年のココスクロッシングに参加してみてください。