
春休みに卒業旅行と日本からの旅行者が多くなるこの季節。グアムの3月はチャモロ文化月間で古くから伝わるチャモロ文化の継承をし、グアムの歴史について学ぶ大切な月です。政府機関や学校などではチャモロ文化にまつわるプログラムが組まれ、自らのルーツについて考える機会になります。民間企業によるチャモロ料理のテイスティングコーナー、チャモロダンス、デコレーションなどはグアムの至るところで開催され、ツーリストの皆さまにも楽しんでいただけます。今回はウマタック村で毎年行われるグアム・ヒストリー&チャモロ・ヘリテイジデー・フェスティバル(Guam History& Chamorro Heritage Day Festival)をご紹介します。
1521年にポルトガル人の探検家マゼランが上陸した場所であると言われ、古い歴史を持つウマタック村(Village of Umatac)。そのグアム発見の日から約30年後の1565年にはスペインの探検家レガスピの乗った船が来島し、それ以後グアムはスペイン王国の領地とされ東洋とアメリカ大陸を結ぶ貿易の中継地として重要な役割を担いました。