今年で9回目となった、ユナイテッド航空主催の「プレーン プル(Plane Pull)」チャリティーイベント。「プレーン プル」とは聞き慣れない言葉ですが、訳すると「飛行機を引っ張る」という意味。その名の通り、巨大な飛行機を引っ張り、そのタイムを競うイベントです。

5月10日(土)、この日も快晴に恵まれたグアム。大空に次々と飛行機が飛び立っていく様を目の前で眺めながら、力自慢を集めた41の強豪チームが、重量約65トンのボーイング機に挑みました。

20人で結成された人間チームの挑戦を受けるのはこちら、
ユナイテッド航空の「ボーイング737型機」。

プレーン プルでは、20人1チームとなり重量約65トンの「ボーイング737型機(Boeing 737)」を引っ張り、約3.7mの距離をいかに早く動かすかを競います。参加したのは主に地元企業からの41チーム。屈強な男性ばかりのチームもあれば、男女混合チームもあります。どのチームもお揃いのTシャツをユニフォームに、気合いは十分!会場で微動だにせず、どっしり待ち構える巨大な飛行機に挑みます。

まずは対戦相手の姿をバックに記念撮影。
どのチームもテンションは最高潮です。

この光景はまさしく"ボーイング737型機 VS 人間チ-ム"の綱引きです。

ホイッスルと共に、一斉に綱を引っ張り始めました!

お揃いの黄色いシャツを着て必死に引っ張るこちらは、4月に開業したホテル「パシフィック・スター・リゾート&スパ(Pacific Start Resort & Spa)」から出場の「チーム・パック・スター(Team Pac Star)」。このようにツーリストの方にもお馴染みの、ホテルやレストランからも出場していましたよ。

どう見ても動きそうにない65トンの飛行機も
20人が一斉に引っ張ると、ゆっくりとその巨体を滑らせました。

初めはゆっくり、そして徐々にスピードがあがり、最後は人間が歩くぐらいの速度でスムーズに動き、どのチームも約3.7mを5~6秒でクリアしていました。

こちらは唯一日本から出場の
「チーム・ユナイテッド・ジャパン(Team United Japan)」。

日々、多くのツーリストの方をグアムへ運んでいる、ユナイテッド航空の日本オフィスからも出陣。飛行機への、グアムへの熱い思いを胸に飛行機を引っ張っていました。

"ボーイング737型機 VS 人間チ-ム"の綱引きと同時に開催されている様々なアトラクションも、このイベントを盛り上げています。飛行機やセスナの模型の展示、飛行シミュレーション体験、ロッククライミング、木々の間に張ったワイヤーを滑車で一気に滑り下りる"ジップライン"、子供向けアトラクション "バウンスハウス"、的に向かってボールを投げ命中するとプールの上に座った人が水中に落ちるゲーム"ダンキングブース"。そしてフードコーナーなど、特別飛行機に関心のない方でも十分楽しめるものが用意されていました。

イベント会場はユナイテッド航空の格納庫。
通常は関係者以外立ち入り禁止の場所が一般開放されました。

飛行シミュレーション体験は大人にも子供にも大人気。
大空を優雅に飛ぶ飛行機は、やはり憧れますよね。

頂上に設置されているブザーめがけて
一斉に登り始めるロッククライミング参加者たち。

"バウンスハウス"とは、空気が入った大きなハウスの中で
飛んだり跳ねたりできるアトラクション。
どんなイベントでも、これが登場したら子供たちは大喜びです。

フードコーナーも大盛況!
ハンバーガー、ホットドッグ、かき氷などの冷たいデザートが
来場者のお腹を満たしていました。

午前8時半にオープニングセレモニーで始まった、プレーン プル。午後2時頃には全てのチームの競技が終わり、表彰式が行われました。男女混合部門での1位に輝いたのは「GTAテレグアム(GTA Teleguam)」から出場の「チーム・ハラ(Team Hala)」、タイムは5.10秒。2位の「ドコモ・パシフィック(Docomo Pacific)」と0.02秒の差で優勝です。男性部門では「アイ・ピー&イー(IP & E)」から出場の「チーム・サグア(Team Saggue)」、タイムは4.84秒。グアム政府観光局も「ウェスタン・パシフィック・アイランド・アソシエーション・オブ・ファイヤー・チーフ / グアム・ファイヤーファイター(Western Pacific Islands Association of Fire Chiefs / Guam Firefighters)」と合同で出場し、タイムは4.90秒。第2位でした!

飛行機はグアムに住む私たちにはとても身近な乗り物であり、必要な乗り物でもあります。日本へ帰る時、そしてどこかへ遊びに行く時には必ず利用します。中でもユナイテッド航空は日本各地の9都市とグアムを結び、毎日多くのツーリストの方々を運ぶ他、グアムからミクロネシアの様々な島への貴重な足となっています。

今回開催されたこのイベントは冒頭でもお伝えした通り、チャリティーイベントです。チームの参加費や各アトラクションの利用料は、全て「アメリカがん協会(American Cancer Society)」と「グアムがん協会(Guam Cancer Society)」へ寄付されました。地域に密着した航空会社として、今後も多くの期待が寄せられているユナイテッド航空。
プレーン プルに参加していなくても、存分に楽しめるイベントでした。