2ヶ月半にも及ぶ長い夏休みを終えてようやく学校がはじまったグアムの子供たち。
グアムでは、毎年夏休み明けの8月上旬から新学年がはじまり、1年を4学期生で授業が行われます。
コロナ渦で迎える2回目のバックトゥスクールの様子をお伝えします。

昨年の3月20日に始まったグアム最初のロックダウン。それに伴い学校は閉鎖となり、長きに渡り学校へ行けなかった子供たち。その間オンラインや配布されたハードコピー(課題がプリントされた教材)を使っての在宅授業が続きました。その後希望する生徒には週一での対面授業も再開しましたが、多くの生徒は対面を望まず、教室には2、3人だけという少ない人数で対面授業が行われたクラスもあったようです。
そしてこの8月から週5日の登校へと戻りました。

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今年は8月12日よりグアムの全41の公立校が始業しました。
対面での週5日の通常授業と、オンライン授業のどちらかが選択できる体制が用意されましたが、約92%の生徒が対面授業のための登校を、約8%の生徒がオンラインでの授業を選択したそうです。

この時期グアムではよく耳にし目にする言葉「バックトゥスクール / Back to School」。
文字通り学校に戻る=新学期を意味します。
 

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7月に入るとあちらこちらでバックトゥスクールセールが行われます。
学校や学年によって準備する物は異なり、子供が多いママやパパは買い揃えるのが大変そうです。

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グアムには学校やオフィス文房具を専門に扱う文房具専門店があり、普段はオフィス用品を買いに来る人が多いですが、この時期は学校で必要な文房具を求める学生と親でいっぱいです。

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文房具と共に並ぶのがバックパック。
グアムでは大半の生徒がバックパックを通学に利用しています。
因みに学校に行く服装は、小中高共に指定の制服がある学校がほとんどです。

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この時期スーパーマーケットの店頭でもバックトゥスクール商品が並びます。
文房具店が閉まった後でも、夜遅くまで営業しているスーパーマーケットで購入できるのは助かります。

今年は学校開始と同じ時期に、食料援助カード P - EBT(Pandemic - Electronic Benefits Transfer / パンデミック電子給付振替)の登録がはじまりました。全米学校給食プログラム及び学校朝食プログラムなどで無料または割引価格で学校給食を受ける資格がある公立校の生徒などが対象で、カードを受け取ると、子供の栄養補給を目的に食料の購入に利用できます。


8月11日現在12歳から17歳までのワクチン接種率は47%(7617人)。
再び子供たちから学校生活が奪われないよう、感染予防の徹底はもちろん、新しい生活様式や学校生活を身につけ、目一杯学校時間を楽しんで欲しいです。