このウィークリーグアムでも何度か登場したことのある、グアムを代表する調味料ディナンシェ（Denanche'）。唐辛子、チャモロ語ではドニ（Donne'）と呼ばれますが、このドニを主原料にしたペースト状の調味料がディナンシェです。
ディナンシェは作り手によってドニ以外の原料や作り方が異なり、味わいもさまざま。今回はスーパーマーケットやコンビニエンスストアで販売されているメイドイングアムのディナンシェを紹介します。お気に入りを見つけてグアムのお土産にいかがですか。
（ペイレススーパーマーケットで撮影）
こちらはチャモロビレッジ内のフードスタンド、イマリ（Imari）発のイマリ・ドニーディナンシェ（Imari Donne' Dinanche）。初めはフードスタンドで販売されるたこ焼きやポキに添えて出していましたが、その美味しさが評判を呼び、商品化されました。
唐辛子ペーストと聞けば見るからに辛そうな真っ赤なものを想像するかもしれませんが、色は淡いオレンジ。ちょっと期待外れかもしれませんが、原料を見てみると納得。唐辛子の他、茄子、カニペースト、ココナッツミルク、味噌などが入っています。
グアムのディナンシェ好きの人ならこの原料を見ただけで「絶対おいしいはず！」と確信を持つ人もいるかも。筆者もその一人。ナスの旨味、カニペーストのコク、ココナッツミルクの優しい甘味、そして味噌が複雑に絡み合った奥深い味わい。しかし、辛さはしっかりあって、辛いものが苦手な人は要注意です。
バーベキューにもシーフードにも、そして白いご飯とも相性は抜群！
（ペイレススーパーマーケットで撮影）
こちらローカル ジャーク ディナンシェ（Local Jerk Denanche）。イマリ・ドニーディナンシェと同様、カニペーストとココナッツミルクが使われ、その他グアム産の野菜もたっぷり入っています。こちらも絶対おいしいこと間違いなし！ペースト状の中に小さくカットされた原料を見ることができて、食感も楽しめそうです。
（ABCストアで撮影）
こちらはディナンシェ（DENANCHE'）というブランド名のディナンシェ。お土産にも最適な3本セット。左からガーリックペッパー、オリジナル、スパイシーハニーの3種類です。
辛さはオリジナルが一番辛く、スパイシーハニーが一番辛さが弱いよう。ガーリックの香りがきいたものもおいしそうですね。
先に紹介した2つはペースト状ですが、こちらは液体。タバスコのように料理に振りかけるといいでしょう。
（ペイレススーパーマーケットで撮影）
紹介した3つはどれもグアム産ですが、最後はグアム島とサイパン島の間にあるテニアン島で作られた唐辛子ペーストを紹介。こちらの原料は唐辛子、酢、塩、ガーリックのみ。さまざまな味わいに進化する前のとってもシンプルなディナンシェ。
こちらのディナンシェはテニアン産の唐辛子が使用されているそうですが、実はテニアンの唐辛子は半端なく辛いことで有名。中でもテニアンペッパー、地元ではドニ サリ（Donne' Sali）と呼ばれている超激辛の唐辛子があります。こちらの商品にはどの種類の唐辛子が使われているのか明記されていませんが、おそらく激辛は間違いなし！筆者はまだ未体験ですが、辛いもの好きの人はぜひ挑戦してみてください。
ディナンシェはグアムのキッチンや食卓には欠かせない調味料。グアムの料理、チャモロフードが恋しくなった時はこの1本があれば安心。グアム土産には最適ですよ。
