4月8日 日曜日、今年も『ユナイテッド・グアムマラソン 2018(United Airlines Guam Marathon 2018)』が開催されました!
今年は フルマラソン、ハーフマラソン、10K、5Kの4種目に約4,000名ものランナーが参加。その内、1/4以上の約900名が日本からの参加者という、私たち在住日本人にとっても日本人の大活躍を見ることができる、ワクワクするイベントです。当日は何度かスコールにも見舞われましたが、ランナーたちのエネルギーで雨雲をはねのけ、今年も素晴らしい大会となりました!世界各国で、そして日本でもマラソン大会が開催されていますが、今回はレースの模様をレポートすると共に、他の国では体験できない、『ユナイテッド・グアムマラソン』のグアムならではのおもてなしを中心にご紹介します。
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多くの多くのランナーが
グアムの早朝を駆け抜けました!
前日、前々日にパシフィック・アイランド・クラブ・グアム(Pacific Islands Club Guam)のグアム・パシフィック・パビリオンで開催された、『ユナイテッド・グアムマラソン・エキスポ(United Airlines Guam EXPO)』では大会アンバサダーを務めるシドニーオリンピック女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんによるランニングセミナーが開催され、レースへの気合いを高めつつ迎えたレース当日。まだ世間は寝静まる午前2時過ぎ、タモンのグアム政府観光局前に少しずつランナーが集まり始めました。さぁ、いよいよ『ユナイテッド・グアムマラソン2018』の開幕です!
グアム流おもてなし その1.
スタート前はアイランドダンスショー、往復航空券が当たる抽選会、クラブメイツとの撮影会で盛り上がる!
フルマラソンのスタートは午前3時。思い思いに準備体操をしていたランナーたちは2時40分頃からスタートラインに集まり始め、イベントはパシフィック・アイランド・クラブ・グアムの『パシフィックファンタジーディナーショー』のダンサーによるアイランドダンスでスタート!
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スタートラインではダンサーがパフォーマンスを披露。
もちろんまだ辺りは真っ暗。
漆黒の夜空に火の粉が舞い上がり、
ランナーはもちろん、応援に駆けつけた家族や仲間たちも
迫力あるファイヤーショーを楽しみました。
レース前に、こんなパフォーマンスで気持ちを盛り上げていくなんて、他ではなかなかないですよね。
ダンスパフォーマンスはフルマラソン、ハーフマラソン、10K、5Kの各種目のスタート前に披露されました。
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カラフルな妖精たちに扮したパシフィック・アイランド・クラブ・グアムの
「クラブメイツ」たちと、スタート地点で記念撮影をする
コーナーも盛り上がりを見せていました。
写真はランナーズの小宮ひろあきさん、がんばれゆうすけさんを筆頭とする
宮川大助・花子さん率いるマラソンチーム
「吉本ナショナルDreams」のメンバーたち。
また太っ腹企画として、特別協賛のユナイテッド航空による、往復航空券が当たる抽選会が各種目のスタート前に開催されました!
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ゼッケン番号がくじ番号となっていました。
スタート前にユナイテッド航空の往復航空券が当たった
ランナーはさらにテンションが上がりますね! 
その後、今年も大会アンバサダーとしてイベントに参加していただいた高橋尚子さんが登場。初めに英語で、その後日本語で、ランナーに声援を送りました。
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今年もグアムで「Qちゃんスマイル」を見ることができました!
『ユナイテッド・グアムマラソン・エキスポ』でも
2日にわたりランニングセミナーを開き
レース直前に心がけておくことや、当日のレースまでの過ごし方などを
高橋さんの経験を基に、伝授しました。
当日はレースが始まると高橋さんはコース各所に登場。
ランナーたちに声をかけ、ともに長いレースを戦っていました。
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そしていよいよ午前3時。
合図とともに約600名のランナーが走り始めました。
まず目指すはサンタリタ地区アメリカ海軍基地手前の折り返し地点。
みなさん、がんばってください!!
グアム流おもてなし その2.
エイドステーション(給水所)にチャモロスイーツが登場!
フルマラソンはもちろん、例え5kmのレースでも、最後まで走りきり、より良いタイムを記録するために水分補給は欠かせません。長距離になれば、レースを乗り切るための栄養補給も必要です。『ユナイテッド・グアムマラソン2018』ではエイドステーションが約1km毎、全15箇所に設けられました。そこには水、スポーツドリンク、水分を含ませたスポンジの他、バナナやキュウリといったフルーツや野菜なども登場。さらにカリウムが多く含まれ、ランナーの栄養補給に多用されるドライフルーツも用意されました。もちろんマンゴーとパイナップルのドライフルーツですよ!でも、それだけで驚かないでくださいね!なんとグアム伝統のスイーツ、アピギギやココナツキャンディー、そしてココナツウォーターまでも用意されました!!
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ハガニア地区のエイドステーションに登場した「アピギギ」。
「アピギギ」はタピオカ、ココナツミルクなどで作った、
グアムに古くから伝わるスイーツです。
もちもちした食感でほんのり甘く、疲れた体にエネルギーチャージ。
ボランティアたちによる手作りの「アピギギ」は
フルマラソン、ハーフマラソンの復路で配られました。
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ハガニア地区と、フルマラソンの折り返し地点近くのサンタリタ地区では
ココナツウォーターが登場。
ココナツウォーターは天然のスポーツドリンクとも言われ、
体内への吸収も早く、夏場の水分補給にもおすすめのドリンクです。
ランナーはココナツウォーターで疲れた体を潤し、残りのレースに挑みます。
グアム流おもてなし その3.
海岸線の美しい景色
『ユナイテッド・グアムマラソン』のマラソンコースは美しい海岸線沿い。スコールの数は少しずつ増えてきましたが、まだ乾季の4月上旬。海からの涼しい風が心地よく、日が昇ると穏やかな朝の海を見ながら走ることができます。またグアムでは日中の気温が高いため早朝スタートになりますが、東の空が白み始める中走るのもなかなか爽快な気分です。
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フルマラソン、ハーフマラソンは、
島の西側の海岸線を走るマリン・コア・ドライブを南下、
そして折り返し地点で来た道を戻るコース。
中でもタムニング寄りのイーストハガニア地区は、
ビーチ沿いを走る人気のポイントです。
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空が明るくなり、周りの景色が見え始めると
美しい海の眺めに癒され、パワーをもらいます。
カメラを向けると笑顔で手を振ってくれる人もたくさんいました。
グアム流おもてなし その4.
レースの後はビーチパーティで盛り上がる!
さて、午前5時の10Kのスタートが終わると、トップランナーの状況が気になり始めます。まずゴール地点のガバナー ジョセフ フローレス メモリアルパーク(Governor Joseph Flores Memorial Park)に戻ってきたのはハーフマラソンのトップランナーたち。続いてフルマラソンのトップランナーもゴールイン!
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フルマラソン1位(2時間32分14秒)でゴールした
五郎谷 俊(ゴロウタニ シュン)選手。
昨年の大会ではハーフマラソンで1位となりましたが
今年はフルマラソンを制覇!
おめでとうございます!!
結果は、今年も日本人ランナーが大健闘!4カテゴリーで各男女2部門、合計8部門の上位3名、合計24名中、16名が日本人!5Kにおいては男女各3位全員が日本人という大快挙でした!! 地元開催のグアムはハーフマラソンで意地を見せました!男女共1位と3位にローカル選手。しかし上位に入らなかったランナーも、1人ひとりが本当に素晴らしいドラマを見せてくれました!
そして完走者全員に記念メダルとフィニッシャーズタオルが贈られ、タイムが記載された完走証明書が配られました。『ユナイテッド・グアムマラソン』のマラソンコースは国際陸上競技連盟/AIMS公認コースなので、タイムは公式なものとして、海外でのレース参加時の参考にすることもできます。
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完走証明書やメダルなどを受け取るランナーたち。
どの顔にも笑顔がこぼれます。
そして『ユナイテッド・グアムマラソン』ではレース後のお楽しみが充実!イパオビーチで開催されるビーチパーティではドリンクやフルーツが用意され、手作りのバナナドーナツも用意されましたよ!
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リフレッシュメントにバナナドーナツが用意されるのもグアムならでは。
目の前で作られる熱々のドーナツはおいしさも半端じゃないですよ!
ビーチではフォトスポットがたくさん用意されました!海をバックに、メダルやフィニッシャーズタオルを手にして記念撮影。みなさん、最高の1枚が撮れたはず!
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鮮やかなトロピカルフラワーの前で、
『ユナイテッド・グアムマラソン』のロゴの前で、
曇り気味のお天気でしたが、ビーチを背景に、
みなさん、とっても素敵な笑顔!
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小雨がパラつきはじめたので海に入る人は少なかったのですが、
火照った体をクールダウンするために
ビーチにはいくつかのアクティビティも用意されていました。
無料のマッサージサービスやミストコーナーも設置され、レース後、ビーチで思い思いに過ごしたランナーたち。
また申し込み後にメールに送信された「ランナー証明書」やゼッケンを提示すると、人気レストランのトニーローマやカプリチョーザ、ピカズカフェ、カリフォルニアピザキッチン、そしてTギャラリア グアム by DFSなどで割引・フリーギフトなどの特典が受けられる『イート・ショップ・ラン(EAT. SHOP. RUN)』も開催されました。『ユナイテッド・グアムマラソン』はレースがすべて終わった後も、うれしいことがいっぱいのイベントです!
グアム流おもてなし その5.
ツーリストの方々へのサービスも充実!
「海外でイベントに参加するのは敷居が高い!」そんな風に感じている人も安心のサービスが充実した『ユナイテッド・グアムマラソン』。レース前日にはコースを下見できるバスツアー(有料)を3回開催。レース当日は早朝スタートのため、朝食販売や、タモンとタムニングの主要ホテルからスタート地点付近までの無料送迎バスを用意。さらにスタート地点でのレース直前の注意事項などは日本語での説明もあるなど、ランナーがスムーズに参加できるよう、さまざまな配慮がなされています。
そして日本の各都市から約3時間30分で到着し、時差がたった1時間というのもうれしいですね。カテゴリーもランニングビギナー向けの5Kから、本格アスリートが参加するフルマラソンまで幅広く、日本の春休みということもあり、ご家族で参加されたツーリストの方々もいらっしゃったようです。
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恋人岬を背景に、完走後の「ハイ、チーズ!」
グアム流おもてなし その6.
App Store/Google Play Storeからダウンロードできる無料アプリも登場!
今年は、なんとイベント専用無料アプリも登場しました!コースマップなどの情報に加え、他のランナーとの新たな交流に活用できるSNSコーナー、先ほどご紹介した『イート・ショップ・ラン(EAT. SHOP. RUN)』イベントクーポンなど情報が満載。特筆すべきはレース結果検索機能で、ゼッケン番号かお名前を入力するとレース結果がすぐに分かるという優れもの。
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毎年4月に開催されている『ユナイテッド・グアムマラソン』。2019年は4月14日(日)の開催が決定し、今週水曜日4月18日(水)から5月6日(日)までに申し込むと第一次早期エントリー料金が適用されます。また5月7日(月)から7月31日(火)までに申し込むと第二次早期エントリー料金が適用されます。次回も多くの日本人ランナーをお迎えし、1人ひとりが素晴らしい走りができるよう、サポートしていきたいと思います。ぜひ今すぐ http://unitedguammarathon.jp をクリックしてエントリーを!『ユナイテッド・グアムマラソン 2019』で皆様にお会いできるのを楽しみにしています!