5月10日から厳しい規制が少しずつ緩和されてきたグアム。日々、新たな感染者数をチェックしながら、いつ次の新たな緩和へ進むのか、島民としては気になるところです。

さて、グアムファンの方たちにとってはお馴染みの、そしてもうすでに懐かしい存在になってしまったタモン。今回は現在のタモンの様子をレポートします。

世界各国からのツーリストと観光業に携わる人たちで賑わってきたタモン。規制緩和が進みつつもツーリストがいない現在、メインロードも閑散としています。

Tギャラリア グアム by DFS (T Galleria Guam by DFS) はまだ休業中。ラグジュアリーファッションブランドからグアム随一の品揃えを誇るコスメ、そしてメイドイングアムの商品まで、幅広いラインアップでツーリストを魅了してきたショッピングスポットであるだけに、静まり返った建物がなんだかもの悲しい。

こちらもツーリストに人気のショッピングスポット、JPスーパーストア (JP Superstore) 。若者に人気のファッションブランド、かわいい雑貨、おしゃれなキッチン&インテリアアイテムなどを求めていつも多くのツーリストで賑わっていましたが、今はまだシャッターがおりたまま。

ザ•プラザ ショッピングセンター(The Plaza Shopping Center) はカリフォルニア•ピザ•キッチン (California Pizza Kitchen) 、イート•ストリート•グリル (Eat Street Grill) 、ビーチン•シュリンプ (Beachin' Shrimp) などツーリストに人気のレストランがテイクアウトのみで再開。

各ショップも一部オープンしていますが、館内に人影はほとんどありません。

こちらはタモンサンズプラザ (Tumon Sands Plaza) 。オリーブガーデン (Olive Garden) 、レッドロブスター (Red Lobster) 、チリズ (Chili's) などのレストランはロックダウン後もテイクアウトのみで営業していました。

そして規制緩和を受けてブランドブティックもこの度オープン。しかし、こちらも館内はとても静かです。

グアムの経済を支えてきた観光業、そしてその中心地だったタモン。ここにかつての賑わいが戻るのはいつになるのでしょうか。

第2波、第3波を警戒しつつ少しずつ賑わいを見せ始めたグアムですが、観光業復活にはグアムだけでなく、日本や韓国、そして世界がこのウイルスとの戦いに収束の目処をつけなければなりません。それはまだまだ長い道のりと言われています。

アメリカ連邦政府によるグアムを含むアメリカ全国民への給付金や失業者への保険など人々の暮らしを援助するシステムはあるものの、グアム経済が立ち直らないことに人々の安心した暮らしはありません。

島民の一人としてショッピングセンターやレストランのオープンを喜んでいますが、観光業に携わる者として久しぶりにタモンを歩いてみると、その厳しさが身に染みました。