この夏、ツーリストが随分と増えてグアム各所で賑わいをみせました。そして今もなお、遅めの夏休みを楽しむ人の姿をたくさん見かけます。そんな中、久しぶりに朝市へ行って来ました。土曜日と日曜日のみに開催される朝市は、コロナ禍ですっかり様相が変わってしまいましたが、ツーリストが戻りつつある現在、どうなっているのでしょう?
土曜日の午前7時。雨季が終わりに近づき、乾季が訪れようとするこの時期、日差しはあるものの空気は少し冷たく、心地いい時間帯。朝市にはすでに多くの人が訪れていて、買い物を楽しんでいます。
コロナ前から新鮮なローカルの野菜や果物を消費しようという動きがあり、朝市にはたくさんの野菜屋台が並んでいました。しかし、コロナ禍でのサプライチェーンの混乱等を経て、今、地元産の食材にはコロナ前以上の注目が集まっています。朝市では至るところに野菜屋台が登場し、新鮮な食材を求めるローカルの人で賑わっています。
買い物はしなくても、ツーリストの人もぜひこの野菜売り場、見てみてください。日本では見かけないものもたくさんあり、日本でおなじみのナスやキュウリも少し形状が異なっていて、なかなか面白いですよ。完熟フルーツは1個買ってみてその場で食べてみてもいいかもしれません。
もしコンドニミアムに宿泊しているなら、食べ方を聞いて、初めて見る野菜に挑戦してみるのも楽しいですね。バナナの花、かぼちゃの茎や葉など、おすすめですよ。
こちらは鮮魚のお店。1匹そのまま買っていく人もいれば、大きなナイフでブツ切りにしてもらう人も。魚もあまり日本では馴染みのないものも多く、コンドニミアム宿泊の人で買って帰る人は、しっかりおすすめの調理法を聞いてくださいね。
ツーリストが少なくなって、すっかりローカルの人たちのファーマーズマーケットになってしまった感もありますが、その分、グアムの人々の暮らしを垣間見ることができたり、その空気感を体感したりして、旅の醍醐味を味わってくださいね。
さて、朝市といえば、というか、グアムといえばいつでもどこでもバーベキュー。早朝からお肉にかぶりつけるこの食欲には毎回脱帽です。焼いているお兄ちゃんも朝からテンションが高く、ノリノリ。もっともっとツーリストに戻ってきてほしい!と言っていました。
生のココナッツジュースやココナッツ刺し身のお店も復活。この日もツーリストの姿をちらほら見かけましたが、やはりツーリストは気になりますよね。ぜひ新鮮なココナッツ、堪能してください!
写真にはありませんが、フレッシュなドラゴンフルーツを使ったドリンクも販売されていて、こちらはローカルの人も買っていました。ドラゴンフルーツは収穫するのが難しく、スーパーでも結構いいお値段で販売されています。新鮮なドラゴンフルーツ、ローカルにとっても憧れのフルーツです。
コロナ前は激安のTシャツやトロピカルな雑貨の屋台がたくさん並んでいましたが、まだそんなお店は少なめ。代わりにローカルの人が好きそうな、大きめの迫力あるアクセサリーなどが登場。
ツーリストが戻りつつあると言っても、朝市はコロナ前のようなツーリストのお土産におすすめの商品があまりなく、グアムの人たちの暮らしに密接したお店が多いよう。しかし、それはそれで、日本とは異なる文化体験ということでなかなか面白いもの。
また、朝からバーベキューは無理でも、フレッシュジュースや豆腐のスイーツ豆花で腹ごしらえもおすすめです。豆花は台湾スイーツでは「ドウホワー / トウファ」と読むそうですが、グアムでは「タホ」と読み、フィリピンスイーツ。タガログ語で「豆腐」を意味する言葉で、豆乳をにがりではなくゼラチンで固め、ツルン&プリンとした豆腐に甘く温かなシロップとタピオカでいただきます。
ローカルスタイルで楽しむ朝市。このスタイルはもしかすると今だけかもしれません。ちょっぴりディープなグアムを体験したい人には、いまの朝市、おすすめですよ!
■開催日時:毎週土&日曜日6:00AM~9:00AM
■開催場所:デデド地区マリンコードライブ沿い