前回の記事で紹介したように、グアムでは観光業再開に向けて着々と準備が進められています。

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ワクチン接種について
5月1日(土)から観光客の14日間の隔離を免除するために、グアムの成人の50%以上のワクチン接種完了を目標としている現在、ワクチン接種の対象は16歳まで引き下げられています。

グアムの成人の50%とは62,500人。3月26日(金)時点で、ワクチン接種が完了しているのは31,121人。1回目の接種が終わり2回目の接種を待っている人が47,626人。ワクチンの在庫や接種状況をみて4月には70,000人以上がワクチン接種を完了できると予測しています。

また、 グアム政府は観光業の再開とは別に、7月21日(水)までに成人のワクチン接種を80%(約100,000人)にすることを目標に掲げています。 7月21日は第二次世界大戦中の旧日本軍からの解放を祝うリバレーションデー(Liberation Day)。今年は "Liberate Guam from Pandemic (グアムがパンデミックから解放される日)"となるよう、島民にワクチン接種を呼び掛けています。

毎年盛大にイベントが催されるリバレーションデー。 しかし残念ながら、グアム政府は今年のイベントの開催を中止することを発表しています。

来島者と島民の安全の信頼を築くために
グアム政府観光局は観光客に安心してグアム旅行を楽しんでもらうため、また観光業に携わる人が安心して観光客をもてなすことができるように、2つの認証証明書の発行を行っています。

Safe Travels Logo

1つはワールドトラベルツーリズム協議会(World Travel & Tourism Council / WTTC)による「セーフトラベ ル(Safe Travel)」。 WTTCのプロトコルを遵守する企業や施設のみがもらえる国際的な認証。

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もう1つは「グアム セーフ(Guam Save)」。グアム政府の安全対策を遵守する企業や施設がもらえるグアム独自の認証です。

ホテル、レストラン、物販店、ツアーオペレーターなど、ソーシャルディスタンスの確保、消毒や清掃、オンラインや非接触型システムの構築などの感染対策が十分とられていると認められた企業・施設が上記写真のシールを受け取り、店頭や入口に貼ることができます。
このシールが貼付されている施設では、観光客は安心して利用でき、従業員は安心して働くことができます。

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グアムの感染状況
上記のことからもわかるように、現在のグアムの感染状況は非常に低い数値を推移しています。
先週、グアムで採取したウイルスからカリフォルニア変異種を検出したことが発表されました。感染力が強いと言われる変異種ですが、こちらのウイルスは1月に採取されたもので、1月以降も感染拡大が抑えられていることから大きな騒ぎになることもありません。

再び多くの観光客で賑わう日を楽しみに、着々と準備が進められています。