グアムに住んでいる私たちにとって、飛行機はとても身近な乗り物です。バケーションやビジネスで島外へ出かける際には、必ず飛行機を利用して移動します。飛行場も街の中心部近くに所在し、車で街を移動していると、多くのツーリストを乗せた飛行機が上空を行き交う姿を見ることができます。

今回は「ユナイテッド航空(United Airlines)」主催により開催されているイベント「Plane Pull(プレーン プル)」をご紹介します。ユナイテッド航空は日本の9都市とグアムを結ぶほか、グアムからミクロネシア各島や、ハワイ、香港、フィリピン、ケアンズを結ぶなど、島外へ出かけることの多いグアム在住の人々にも欠かせない便利な航空会社です。

今回のイベントはユナイテッド航空主催というだけあって、大勢のローカルの人々で賑わっていましたよ!その模様をたっぷりご紹介します。

グアム在住の私たちや、グアムに訪れるツーリストの方々に
長年愛されている「ユナイテッド航空」。

4月20日(土)に開催された「Plane Pull」は、出場者が飛行機を一定の距離まで引っ張り、それにかかった時間を競うイベントです。「グアム国際空港(Guam International Airport)」内にあるユナイテッド航空の格納庫にて行われました。通常立ち入り禁止の場所が開放されるということもあり、記念に訪れている方も多くいらっしゃいましたよ。こんなに間近で飛行機を見ることができ、つい興奮してしまいました。

各企業がそれぞれチームを組み、今回はなんと35チームが出場しました。1チーム20名構成で、男性のみのチームと男女混合チームの2部門で競います。今回引っ張る「ボーイング737(Boeing 737)」は、その重さなんと約「65t」!65トンという重さがどれぐらいなのか、全く検討がつかないという方も多いと思いますが、体重50kgの女性で換算すると約「1,315人分」。200kgの巨大な力士だと約「329人分」にもあたる重さです。

このように飛行機を12フィート(約3.7m)引っ張り、
そのタイムを全チームで競います。

日本の「綱引き」を連想させる「Plane Pull」。
しかし、その相手は巨大な飛行機!
大人20人が必死で引っ張り、
ゆっくりですが飛行機が動き出しました。

出場者の家族や他のチームの方々がその様子を見守ります。

気になる結果ですが、男性部門では「ドコモパシフィック(DOCOMO PACIFIC, INC.)」から出場したチーム「タヤバ」が優勝!タイムは「4.86秒」。男女混合チームでは「GTA テレグアム」が優勝!タイムは「4.24秒」。なんと女性が入ったチームの方が良いタイムを出しているんです!女性の強さを十分に感じる結果でした。

また、航空会社の主催とあって、会場には様々な飛行機やヘリコプターの模型も展示されていました。展示の中にはミリタリーのヘリコプターや飛行機もあり、大きなスクリーンに映る飛行機をリモコンで操縦できる体験もありました。飛行機好きにはたまらないでしょうね。

様々な飛行機やセスナ、ヘリコプターの模型に
釘付けになっている方を多く見かけました。

左の大きな白いスクリーンを真剣に見つめて
飛行機を操縦している少年の姿。
大空を悠々と翔ける飛行機は
いくつになっても憧れの存在ですね。

こちらのイベントは「アメリカがん協会(American Cancer Society)」のチャリティーイベントとしても知られています。会場では飛行機のほかにもトラックを引っ張りタイムを競うイベントや、ダンキングブースと呼ばれるアクティビティなども用意され、その参加費は全てアメリカがん協会に寄付されました。今回の寄付額は$150,000を超えたそうです!

グアムの暑い気候の中、
「グアム政府観光局(GVB)」もトラック引きに参加!

「ダンキングブース」とは、プール上に設置された椅子に人が座り、
その隣にある的を狙い、ボールを投げるゲームです。
投げたボールが的に命中すると、椅子が人と共に水中に落ちる仕組み。
各企業の方々や、グアム大学の学長、議員などが椅子に座り、
参加者の皆さんはそれぞれの思いを胸に
的をめがけて力いっぱいボールを投げていましたよ!
上の写真は見事水中に落ちた瞬間。
多くの笑いを誘い大盛況でしたよ!

そのほかにもフードコーナーやキッズコーナーも設置されており、会場は終始賑やかでしたよ。ダンススペースでは「ズンバ(Zumba)」を踊るグループや、元気溢れるパフォーマンスが印象的な子供たちのグループなどが、観客を楽しませていました。

フードコーナーも登場!
「ジャマイカングリル(The Jamaican Grill)」
「カリフォルニア・ピザ・キッチン(California Pizza Kitchen)」が出店し、
ユナイテッド航空のスタッフによる
手作りのフードコーナーが人気を集めていました。

子供たちに人気の「バウンスハウス(the bounce house)」も設置。
ほかにも「フェイスペイント(face paint)」や
「インスタント・タトゥー(instant tattoo)」の
コーナーなどもあり、訪れた子供たちは大喜び!

ついつい体が動いてしまいそうな音楽と
元気なパフォーマンスが会場を盛り上げていましたよ。

当イベントの目玉である「Plane Pull」に参加していなくても、間近で飛行機を眺めたり、賑やかに遊ぶことができたりと、家族や友達と思いっきり楽しめる内容盛り沢山のイベントでした。普段何気なく利用している飛行機を、とても身近な乗り物と感じられる素敵な一日でした。