国が違えば飲酒や喫煙、またチャイルドシートの使用についての法律やルールも変わります。ガイドブックに載っていてもついつい飛ばして読みがちですが、実はとても重要なこと。さらにこの夏、飲酒に関する法律が改正されました。
今日はツーリストの皆さんに、グアム旅行を楽しく快適に、そして安全に正しく過ごしていただくための大切な情報をお知らせします。しっかり読んでくださいね。

まずは飲酒について。

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今年7月2日にグアムのアルコールに関する法律改正が可決され、7月8日から新アルコール法が施行されました。以前は18才以上の飲酒が認められていましたが、若者の飲酒運転による死亡事故率の高さ、またアメリカ本土の多くの州が飲酒は21才以上としていることから、グアムでもそれに倣い改正されました。
改正内容は

・アルコール飲酒・21才未満の禁止(以前は18才未満)
・アルコール購入・21才未満の禁止(以前は18才未満)
・アルコール販売・提供時間は午前2時~午前8時まで禁止(以前は週末のみ午前4時~)

ということは日本で「20才になった!お酒が飲めるぞ!」と喜んでも、グアムでは飲むことも購入もできないということ。アルコールの購入やバーの入場には年齢確認がある場合もあります。写真付きの身分証明書を持参しておくといいでしょう。旅行者といえども、違反すると厳しく罰せられますので気をつけてくださいね。

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また、公共の場での飲酒も禁じられています。海で遊んだ後のビーチで、美味しいものがたくさん並ぶチャモロビレッジで、外で飲みたいのは山々ですが、そこはグッと我慢。飲んでしまうと法律違反になってしまいますよ。要注意です。

さて次は喫煙について。

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グアムでは2006年5月9日から公共の場での喫煙を禁じる通称「ナターシャ保護法」が施行され、一般道路やビーチはもちろん、ホテルの客室、バー、レストランなど公共スペースや屋内スペースでの喫煙が禁止されています。愛煙家にはツライ状況ですが、ホテルではバルコニーや灰皿を置いた喫煙スペースでは可能。レストランも喫煙席やテラス席なら大丈夫です。ついつい一服、手持ち無沙汰で一服...というわけにはいきませんが、これも法律です。愛煙家は決められた場所を利用するようにしましょう。
購入時に年齢確認がある場合もありますので、写真付き身分証明書を忘れずに。


次はチャイルドシートについてです。
日本でもチャイルドシート着用が義務づけられていますが、グアムでも年齢や体重、身長などによって厳しく決められています。
簡単にまとめてみると...

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小さな子供にはチャイルドシートを。


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背もたれのない座席だけのブースターシート


ほとんどのレンタカーショップで、車と一緒に子供の年齢やサイズに応じたチャイルドシートを借りることができます。(有料)
また、シートベルトは後部座席も含め同乗者すべての着用が義務づけられていますので忘れずに。


最後は交通ルールについてです。

交通ルールも日本と異なる点が多くすべてを書き出すことはできないですが、間違えやすい、またわかりにくいものをいくつか紹介しましょう。

・左ハンドル右側通行
慣れるまでには少し時間が必要ですが、スピードを出しすぎず、落ち着いて運転してください。

・中央の黄色い車線について
ほとんどの幹線道路の中央には黄色の車線があります。これは左折専用車線。左折する場合はまずのこの車線に入って一時停止し、安全を確認してから左折します。対向車と共用ですので、追い越しや走行に利用することはできません。

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・右折について
「NO TURN ON RED」「NO ENTER」という標識がなければ、信号のある交差点で信号が赤であっても右折することができます。一時停止し、左側からの車の進入、歩行者のいないことが確認して右折します。

・スクールバスについて
日本ではあまり見かけないスクールバスですが、登校・下校時間には黄色のスクールバスが多く走ります。
スクールバスが赤色のランプを点灯させ、ストップのサインを出すと、後続車、対向車とも停車しなければなりません。ランプやサインがなくなりスクールバスが発車するまで停止します。子供の安全を第一に考えたルール。急いでいても必ず停まるようにしてください。

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・「4WAY STOP」標識について
信号のない交差点で「4WAY STOP」という標識がある場合、まずは一時停止し、その交差点に入った順に進みます。慣れるまでちょっと戸惑いますが、他の車両の動きを確認し、ゆっくり交差点に入るようにしましょう。
同時に交差点は入った場合は、右側の車から先に発進します。下図の場合、赤と青の車が同時に交差点に入ったら青い車が優先になります。

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交通ルールではないですが、グアムの道路は珊瑚を砕いた舗装道路が多くあり、雨が降ると非常に滑りやすくなり、大変危険です。雨天時、道路が濡れている時はスピードを出さずゆっくり安全運転で。カーブは要注意です。
ちなみに法定速度はマイルで表示され、多くの道路は35マイル(約56km)。場所によっては25マイル(40km)や45マイル(72km)です。標識に従ってスピードの出し過ぎには注意してくださいね。

〈主な道路標識についてはこちら〉
http://www.visitguam.jp/travel/traffic.html#rentalCar

旅行者だから、外国だからといって見逃してもらえると思ったら大間違い。海外で犯罪者とならないためにも、また事故などに巻き込まれないためにもぜひとも注意し、素敵なグアムステイをお楽しみください。