先日テレビで、福島県で桜が開花したことや、被災地に咲いた水仙の花のことなどを拝見しました。今回の災害にも負けずしっかりと地に根を張り、美しい花を咲かせる姿に勇気づけられた方も多いことでしょう。震災からもうすぐ2カ月になろうとしていますが、グアムでは引き続き、さまざまなチャリティーイベントが開催されています。被災地は少しずつ復興に向けて歩み始めていますが、これからもグアムで行われている支援活動はお伝えしていきたいと思います。

4月16日(土)朝6時、タモンサンズプラザの駐車場にはサーカスのような大きなテントが登場。雨が降る中人が集まってきますが、さて、このテントは何でしょう?実はグアム商工会議所の青年部によるチャリティーバザー「RUMMAGE FOR RECOVERY」の会場なのです。

早朝6時から始まったチャリティーバザー。


心配した雨は7時30分頃には止み、その後は続々と人がやってきました。グアム中の人々の好意によって集められた、洋服、ベビーカーやおもちゃなどの子供グッズ、インテリア、キッチン用品など、さまざまな物が並んでいます。訪れた人は値段ごとに、またはアイテムごとに仕分けられた山のような商品を一つ一つ手に取って、お目当ての物や掘り出し物を探していました。まだ十分着られそうな服が$1だったり、新品に近い子供のおもちゃが$3だったりと、バザーってとってもお得!みんな真剣に選んでいました。周辺で働くローカルも出勤前に来ていましたよ。

皆さん、目がとっても真剣。 いい物を探し当てられたかな???


グアム商工会議所青年部のスタッフも、計算機片手に大忙しです。


会場横のコンテナにはまだまだたくさんの商品があり、 次々と運び出されていきます。


こちらはこのイベントを担当したグアム・ヤング・プロフェッショナル(Guam Young Professional、通称GYP)のジョイさん。商品集めや告知、会場の準備、そして当日と、連日奔走してくれました。それも被災地の復興を心から願うからこそ。

「少しで日本の方たちの助けになればと思い、開催を思い立ちました。 一日も早い被災地復興のため、がんばりますよ!」


タモンサンズプラザからも、たくさんのスタッフが応援に来てくれました。 GYPのTシャツを着た、手前の女性はディーさん。 彼女はタモンサンズプラザのマーケティングディレクターです。


こちらはタモンサンズプラザのセキュリティーのおじさん。 出勤前のお買い物です。


朝6時~10時まで開催された、このチャリティーバザーでは$2,000を売り上げることができ、そのすべてを被災地へ届けることになっています。被災者たちが一日も早く日常に戻れるよう、グアムの人の温かい好意によって集められたこれらのお金が有効に使われることを願います。

グアムではアート展やチャリティーゴルフなど、まだまだたくさんのチャリティーイベントが予定されています。また、各企業やレストランでも、さまざまなアイデアで義援金を募っています。引き続きWEEKLY GUAMでは、グアムで行われる支援活動の様子をお伝えします。