「グアムで日本よりも安いものは?」と聞かれたら、私はまっさきに「ビール」と答えます。アメリカ合衆国準州であるグアムでは、アメリカのビールが国産ビールとして扱われているため、バーやレストランなどでなら1杯$5程度、スーパーマーケットなら1本$1前後で飲めるんです。 太陽のまぶしい光を全身にあびながらグビッと飲むビールは最高!比較的ライトなものが多く出回っているようなので、「ビールはちょっと苦手」という方も、一度グアムでビールを味わってみてはいかがですか?

アメリカンなラベルのビールを飲んでいると ハリウッド映画のワンシーンみたい?! ちなみにグアムでビールを注文すると 日本よりグラスに入っている泡は少ないようです。

アメリカンビールブランドの代表格といえば「バドワイザー(Budweiser)」でしょう。1876年にアメリカのミズーリ州セントルイスで誕生したこのビールは、全米以外にも世界80カ国以上で愛されており、ここグアムでもやっぱり定番の味となっています。日本でも入手できるところもありますが、「バドライト(BUD LIGHT)」「バドアイス(BUD ICE)」などの豊富なバリエ-ションまで楽しめるのは、やっぱりグアムならでは。

最近見つけた、新しいパッケージのバドワイザー。 赤と青の2色で星がデザインされていて、アメリカっぽい!!

バドワイザーよりも軽い味わいの バドライト(左)とバドアイス(右)。

最近私が気になっているのが「バドライト・ライム(BUD LIGHT Lime)」。 他のバドワイザーよりもちょっと高めですが、それでも1本$1.79。 (撮影:ペイレススーパーマーケット)

そして「ミラー(Miller)」もメジャーブランドのひとつ。こちらの歴史はさらに古く、1855年にアメリカのウィスコンシン州ミルウォーキーで誕生しました。主力ラガーの「ミラー・ライト(Miller Light)」以外にも、「M.G.D」の愛称で親しまれている「ミラー・ジニューイン・ドラフト(Miller Genuine Draft)」や「ミラー・ハイ・ライフ(Miller High Life)」などと、こちらもバリエーションが豊富にあります。

大きな「Lite」の文字と青いパッケージでおなじみのミラー・ライト。 名前のとおり、ライトなビールです。

左がM.G.D、右がミラー・ハイ・ライフ。

また、グアムでビールといえばはずせないのが、グアム生まれの「ミナゴフ・ペール・エール(MINAGOF PALE ALE)」。グアム在住の日本人夫婦、石井さんがグアムの水を使って作っているビールなんです。石井さんによると、グアムの水はエールタイプのビール作りに最適なんだそう。最近は、ホップの苦味がより効いた「ミナゴフ・インディア・ペール・エール(INDIA PALE ALE)」も仲間入りしました。これらはスーパーマーケット等では販売していませんが、グアムのレストランやバーで楽しむことができます。

グアムに多く棲息するゲッコー(ヤモリ)をモチーフにした、キュートなラベル。 左の緑色のラベルがミナゴフ・インディア・ペール・エール、 右の赤色のラベルがペール・エール。 真ん中はアイルランドのビール「ギネス(GUINNESS)」です。

黄金色に美しく輝く、ミナゴフ・ペール・エール。 ほんのりフルーティな香りで、飲みやすい一杯です。

また石井さんは、東日本大震災復興支援のため、アメリカのカルフォルニア州サンディエゴのビールメーカーと協同で、煎茶とビールをコラボレーションさせた「Japanese 煎茶 Green Tea IPA」という商品を開発。残念ながらグアムでは手に入らないそうですが、アメリカ本土と日本では販売されているそうです。

ペイレススーパーマーケットでは、アメリカ産以外でも世界各国の様々な銘柄のビールを購入できます。メキシコの「コロナ(Corona)」「ソル(Sol)」「テカテ(Tecate)」、フィリピンの「サンミゲル(San Miguel)」「レッドホース(Red Horse)」、オランダの「ハイネケン(Heineken)」、ベルギーの「ヒューガルデン(Hoegarden)」などなど。部屋飲みの際には、こんな珍しいビールにトライするのも面白いですよね。またビンでの販売も多いので、空きビンを持ち帰って部屋にディスプレーするなんて楽しみ方もいいかもしれません。

真ん中の段の左はオランダの「グロールシュ(Grolsch)」、 その右はアメリカの「ライネン・クーゲル(Leinen Kugul's)」。 下の段は左がメキシコのテカテ。 その横と一番上の棚には日本のビールもありました。

グアムの多くのバーやレストランでは、通常価格より割引いてアルコール類などを提供する「ハッピーアワー」という時間を設けています。お店によって時間帯や曜日が異なりますが、5:00PM~7:00PMまでをハッピーアワーに設定しているところが多いようです。この時間帯に出かければ、かなりお得に楽しめますよ。(割引率や割引対象メニューなどもお店によって様々です)

ハッピーアワーについてはこちらから。 http://weekly.visitguam.jp/2011/02/post-161.html

ハッピーアワーを設定しているお店は 店頭や店内のポスターなどでお知らせしています。 たとえばこの写真のお店なら、7:00PMまでがハッピーアワー。 「ベックス(BECK'S)」は$3で飲めます!

なお、グアムではアルコール類を飲めるのは21歳以上から。2:00AM~9:00AM(週末は4:00AM~9:00AM)はアルコールの販売、購入が禁止と定められています。また、くれぐれも飲酒後の車の運転はしないように気をつけてくださいね。

日本の真夏並みに暑い日が365日続き、いつものどが渇くせいか(?)、グアムの人々は軽いビールを水のようにぐびぐびと飲んでいます。日本のメーカーのものも流通していますが、グアムに来た際にはぜひ、アメリカやグアムならではのビールを味わってみてください。

<インフォメーション>

店名:ペイレススーパーマーケット マイクロネシアモール店(Payless Supermarket, MICRONESIA MALL) 営業時間:24時間営業 定休日:なし 住所:1088 West Marine Corps Drive., Dededo, Guam 96929 ロケーション:マイクロネシアモール1階 電話番号:671-637-7233 URL:http://paylessmarkets.com/

店名:ペイレススーパーマーケット オカ店(Payless Supermarket, Oka) 営業時間:24時間営業 定休日:なし 住所:291 Farenholt Avenue Tamuning, Guam 96911 ロケーション:シェラトン・ラグーナ・グアム・リゾート、オンワードビーチリゾート近く 電話番号:671-646-9301

※「ISHII BREWING」では一般のお客様への販売はしておりません。ミナゴフ・ペール・エール、ミナゴフ・インディア・ペール・エールを飲めるお店の紹介は「ISHII BREWING」HPからご覧頂けます。 http://www.ishiibrew.com/