多くの観光ツアーが立ち寄る「太平洋戦争国立歴史博物館(War In The Pacific National Historical Museum)」は様々な期間限定の展示に利用されてきました。このウィークリーグアムでもユニークな展示を何度かご案内してきました。しかし、たまたま訪れた時が展示会の準備中であったりと旅行者の皆さんにとって不便をお掛けすることもありました。

そこで7月下旬を目指して太平洋戦争国立歴史博物館では常設展の整備が進められてきました。これからはグアム島の歴史や第二次世界大戦の貴重な資料が展示されるようになります。また映像や、レーザーマップ、デジタルメディアステーションなども取り入れられ、日本語での解説もお楽しみいただけるようになります。

南部観光ツアーの多くが立ち寄る博物館は
アメリカ海軍基地の手前にあります。

常設展の完成に先駆け、ギフトショップがアップグレードしました。 ショップの品揃えが一新し、グアムではここだけでしか買えないユニークな商品が充実!また、商品内容はミクロネシアの歴史や第二次大戦をテーマにした書籍、ビデオ、そしてローカルのCD、迷彩柄のグッズやTシャツ、そして様々な雑貨の数々が取り揃えられるようになりました。

迷彩柄の水筒やランチボックスなど、
日本人旅行者に人気があるようです。

その中でも迷彩柄の各種アイテムは一番の人気を誇っています。子供用のヘルメットや懐中電灯、熱い飲み物を入れると迷彩柄が浮き出るマグカップといったユニークさ人気のひとつですが、自然災害に備える必需品であるというところもお土産に買い求める人が多い理由のようです。また、迷彩柄グッズの他にも「ワードッグ」という第二次世界大戦の際にアメリカ軍によって連れてこられ捜索活動を行った犬をモデルにしたぬいぐるみも置かれています。迷彩柄グッズやワードッグ関連の商品は、いずれも最近入荷した新商品なのだそうです。

小さな子供用のヘルメット。
自然災害が頻発する昨今、
常備品として購入する人も多いようです。

温度変化で迷彩柄が現れる不思議なマグカップ。
丈夫な箱に収められているので
持ち帰りも安心です。

小さな子供向けの海や魚に関する絵本やおもちゃ。
自然環境について考える機会は小さい時から持ちたいですね。

戦争に関する英語の本。
小中学生ぐらいを対象にしています。

こちらはCDやDVD。
日本語の解説が付いたものもあります。

戦争にかり出されたワードッグのぬいぐるみは
大小4~5種類ありました。

ポストカードやトランプ、ボールペンのコーナーです。

書籍類も種類が充実し、第二次世界大戦にまつわる本だけでなく、グアムの自然を楽しく面白く解説した本など子供向けの書籍も揃えられ人気が高くなっています。また、戦争の記録を伝える体験者のインタビューに基づくビデオや、ヒストリーチャンネルが制作したプログラムをビデオ化したもの、そして戦争の映画などが棚一杯に並び、第二次世界大戦についてのビデオ、貴重な文献や資料がそろっています。

ZIPPOもご覧の通り、コレクターには嬉しいミリタリーデザインが充実しています。

キーチェーンやボールペンなどの定番土産も戦争をテーマにしたデザインが数多くあり、デザインがユニークなZIPPOはお値段が島内のどこよりも安くお得!と店員さんもおすすめしてました。また、グアムの美しい海の景色がプリントされたポストカードや、戦時中にアメリカ本土で大量に宣伝されたプロバガンダポスターをプリントしたものなども人気があるようです。

このようなグッズをきっかけに、グアムでの第二次世界大戦について語られ、二度と惨事を繰り返さないように皆さんの思いが新たにされるのを願っています。

常設展のオープンは7月21日(土)を予定しています、お楽しみに!

<インフォメーション>

店名:太平洋戦争国立歴史博物館(War in the Pacific National Historical Museum)

営業時間:9:00AM~4:30PM 

定休日:サンクスギビング(感謝祭)、クリスマス、元旦
住所:T. Stell Newman Visitor Center, Building 1657B, Old Army Reserve Center, Sumay, Guam 96915
ロケーション:マリン・コア・ドライブ、アメリカ軍海軍基地ゲート前
電話番号:671-333-4050
URL:http://www.nps.gov/wapa/t-stell-newman-visitor-center.htm