昨年の甲子園球場での盛大な引退セレモニー、そして現役最後となる 「クライマックスシリーズ」の最終打席で、見事なホームランを放った代打の神様、桧山進次郎選手。桧山選手が過去グアムで新年の自主トレを行ってきたことは、以前にもWEEKLY GUAMでご紹介いたしました。 今年は年明け早々、若いアスリートとともにグアムに訪れてくれました!引退したとはいえ、様々なスポーツのトップ選手から信頼を集める桧山選手と、彼のプロ生活を22年間支え続けた仲田健トレーナーを慕ってグアムに集まるトップアスリートたち。真冬の日本を脱出し常夏の島に訪れた「チーム桧山」が、今年も始動しました。

チーム桧山の以前の記事はこちら。 http://weekly.visitguam.jp/2013/10/post-406.html http://weekly.visitguam.jp/2011/02/3-1.html http://weekly.visitguam.jp/2011/01/2-1.html

2001年から、ほぼ毎年グアムに訪れている桧山選手。 現役引退後、初来島となる今回は、トレーニングをサポートする 裏方として、若いアスリートを応援。 しかし、桧山選手も体を動かさずにはいられないようです!

「チーム桧山」の常連メンバー、カーレーサーの脇坂寿一選手(手前)と 今年初参加となるオリックス・バファローズの中山慎也投手。 朝一番には、ランニングで体をならしていました。

オリックス・バファローズの中山投手と、桧山選手のキャッチボール。 軽いキャッチボールから、徐々に距離を広げていき 最後には力の入ったピッチング。 グラウンドに重いボールの音が響き渡っていました。

キャッチポールの後には、中山投手とガッチリ握手をして、 今シーズンの健闘を約束。素敵な光景ですね!

桧山選手の礼儀正しさ、優しい心配りに 取材の際はいつも恐縮してしまうほど。 チームの選手会長を務めたのも頷ける人望の厚さが、 引退後も「チーム桧山」続行されている要因なのでは。 時折見せてくれる素敵な笑顔に、心が和みます。

若いプロゴルファーに混じって、坂ダッシュ10本! 桧山選手もまだまだ負けてはいません。 若い選手との交流は自分にとっても学ぶことが多いと、 桧山選手は話しておりました。

トレーニングの合間には、ストレッチで体を整えます。 桧山選手をはじめ、数々のアスリートをサポートしてきた仲田トレーナーの ノウハウを習得しようと、若いトレーナーも腕を磨きます。

仲田トレーナーは毎日、選手ひとりひとりのトレーニングメニューを作成します。 「チーム桧山」の自主トレには、総勢数10人のアスリートが 入れ替わりでグアム入りをしています。 仲田トレーナーはそれぞれのアスリートの基礎体力や体づくりに、 自ら考案したトレーニング法を盛り込みます。

桧山選手のプロ入り1年目に京都のジムで運命的な出会いをした 仲田トレーナー(写真左)と桧山選手(写真右)。 あれから22年、引退試合をスタンドから見守った仲田トレーナーは、 あの興奮の球場では不思議と涙することもなく、 歓喜することもなかったと言います。 頭をよぎったのは、大仕事を成し遂げたという達成感だったそうです。

「チーム桧山」のトレーニングを行なっている同じグラウンドでは、福岡ソフトバンクホークスの細川亨選手、本多雄一内選手などが自主トレに励んでいました。別の施設では、阿部慎之介選手や内海哲也選手など、巨人の選手10名も自主トレを行なっていました。また、横浜FCの三浦知良選手も現在グアムでトレーニングに励んでいるようです!球団のキャンプに向けての体作りをするこの時期、アスリートたちはいかに恵まれた環境で自主トレに励むかが重要となります。また、同時にご家族と過ごすことのできる貴重な時期でもあるので、グアムでの自主トレにはご家族の姿を見かけることもよくあります。子供たちとグラウンドを走ったり、トレーニングをしたり、心温まる光景を見かけることも数多くあります。極寒の日本を脱出し、グアムでヘッドスタートを切ったアスリートたちの今シーズンの活躍を、グアムから応援しています!