人や動物を抽象的に象ったマスク、村の人々の暮らしが描かれたクロス、民俗的な楽器など、現在、グアム大学(University of Guam)のキャンパス内にあるイスラ・アート美術館(ISLA CENTER FOR THE ARTS)で「ティアーズ・オブ・ザ・マスク・エキシビション(Tears of the Mask Exhibit)」というアフリカのアート展を開催中です。イベント案内で見かけたキリンや鳥などを泥で描いたクロスペインティングの作品に惹かれて出かけてきました。



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この展示会に行くきっかけになった作品。
西アフリカのコートジボワールやマリの先住民、セヌフォ族による
クロスペインティングの作品です。



「ティアーズ・オブ・ザ・マスク・エキシビション」にはコートジボワール、ガーナ、マリ、ブルキナファソ、ナミビア、ジンバブエ、カメルーンなどのアフリカ各国からマスク、彫刻、楽器、バスケット、衣類など約80作品が展示されています。アフリカといってもエリアによって気候や地形が異なり、その歴史背景もさまざま。それぞれの国や民族によって古代から日々の暮らしの中で用いられた生活雑貨や、アート作品が並びます。



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展示会のタイトルにもあるように、このようなマスクが多数展示されています。
アフリカンマスクと呼ばれ、アフリカンアートを代表する作品。
木で作られているものが多く、宗教的なセレモニーなどに用いられてきました。



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こちらはコートジボワールのダン族のマスク。
迫力がありますね。



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木の彫り物もたくさんあります。
人々や動物たちの豊かな表情、素朴な仕草、美しいシルエットに
見入ってしまいます。



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水の入った瓶やフルーツなどを頭の上に乗せ運んだり、料理をしたり、
ハンモックに揺られて気持ち良さそうな人も。
村の暮らしが描かれたバティック(ろうけつ染め)アートです。



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こちらには楽器やバスケットが展示されています。
自然素材を用いた丈夫なバスケットは
私たちの現代の暮らしにも馴染むお洒落な作品。
素朴な彫刻が施されたドラム、
柔らかな木の音が心地よい木琴なども興味深いですね。



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衣類も展示されています。
こちらは女性の服、バッグ、そしてショールのように羽織るものでしょうか。
褐色の肌、照りつける日差しに鮮やかに映える色使いが素敵です。



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アカン族のコットンとシルクのケンテクロス(織物)です。
そのまま羽織ったり体に巻いたり、
ポーチなどの雑貨にも用いられているようです。
1つ1つ丁寧に織られています。
温かな手作業と美しい色使いに元気が出ますね。



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ガーナやコートジボワールのデザイナーによる
アフリカンビースのブレスレット。
アフリカならではのすばらしい色彩感覚には驚かされるばかりです。



マスクはちょっとこわい雰囲気のものもありますが、木の彫り物や美しいクロス、自然素材を編み込んだテーブルランナーなどもあり、豊かな自然があふれるグアムの暮らしに雰囲気が合うものもたくさんありました。グアムでも古代から自然と共生し、暮らしに上手に自然を取り入れて生活を営んでいましたが、それとはまた違うアフリカの世界観を楽しむことができたひとときでした。



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グアム大学イスラ・アート美術館は
グアム大学キャンパス内のデーンズサークルと呼ばれるエリアにあります。
ぜひドライブがてらお立ち寄りください。



<インフォメーション>

イベント名:ティアーズ・オブ・ザ・マスク・エキシビション(Tears of the Mask Exhibit)
展示期間:2015年8月27日(木)~10月9日(金) ※日曜日、祝日を除く
開館時間: 月曜日~金曜日 10:00AM~5:00PM / 土曜日 10:00AM~2:00PM
入場料:無料
会場:グアム大学イスラ・アート美術館(ISLA CENTER FOR THE ARTS)
お問い合せ:671-735-2965/6(グアム大学イスラ・アート美術館)