10月29日 土曜日・30日 日曜日と2日間にわたり開催されたグアム政府観光局主催のランニングイベント。29日 土曜日は4~12歳を対象としたグアムココキッズファンラン(Guam Ko'ko' Kids Fun Run)、30日 日曜日はハーフマラソン、10Kラン、駅伝の3種目で行われたグアムココロードレース(Guam Ko'ko' Road Races)が開催されました。両日とも時折スコールに見舞われたものの、雨の後には美しい虹が青空にかかり、約350名の子供たちと、日本、韓国、台湾、香港、オーストラリアなどからも集まったランナー約1,500名が素晴らしい走りを見せてくれました!また今年はイベントテーマがハロウィン。ユニークなコスチュームで走るランナーが注目を集め、盛り上がりました。
まずはグアム ココロードレースの様子をご紹介しましょう。



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グアム ココロードレースのハーフマラソン、
1位でテープを切ったのは日本人選手上田泰輔さん!
記録は1時間13分25秒です。



今年で11回目となるグアムココロードレース。毎年グアムの人だけでなく、日本をはじめとするアジア、太平洋地域の各国からも多くの参加者が集まるインターナショナルなイベントです。今年もまだ日が昇る前の4:00AMにハーフマラソンがスタート。続いて10Kラン、約20kmの距離をリレー方式で4人で走る駅伝が5:00AMスタート。早朝にも関わらず、皆さん元気いっぱいにレースが始まりました。



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レイモンド・テノリオ グアム準州副知事の合図で
ハーフマラソンがスタート。
前半グループは上位を狙う本格派アスリートたち
後半はコスチューム部門の上位を狙う
ユニークな出で立ちのランナーたちが走り始めました。



ハーフマラソンのスタート後、10Kランと駅伝参加者がスタート地点に集まってくると、周りはなんだかとっても楽しそうな雰囲気に。これから長い距離を走る過酷な時間が待っているとは思えない、笑いの絶えない記念撮影タイムです。



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駅伝チームはお揃いのコスチュームで。
仲間がたすきを持って帰ってきた時、見つけやすそうですね。



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グアム在住の日本人女性チーム。
実は彼女たち、コスチュームグループ部門で見事優勝しました!



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イベント司会者のお2人はベーコン&エッグで登場。



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ゴール地点の音響スタッフもご覧の通り。



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10Kランと駅伝のスタート前にはスタッフによるゾンビダンスも披露されました!
曲はマイケル・ジャクソン(Michael Jackson)のスリラー(Thriller)。
皆さん、無表情でゾンビになりきり!



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フードスタンドのお姉さんもとってもキュート。
参加者だけでなく、イベントに関わる全員が楽しんでいる様子。
盛り上がりますね!



ハーフマラソンのトップはまだ日が昇らない5:13AMにゴール。愛知県からお越しの日本人選手上田泰輔さんです。女性のトップも同じく愛知県からお越しの日本人!髙木明日加さん。毎年日本人選手が上位を総なめしますが、今年もその存在感は健在です!

さらに10Kランで1位のテープを切ったのも日本人選手の富樫建太さん(37分11秒)、女性の1位もグアム在住の日本人でイイジマ マナミさん(41分10秒)。各種目で日本人が素晴らしい走りを見せてくれました!



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こちらはハーフマラソンの女性1位でゴールした
髙木明日加さんです。
おめでとうございます!



各種目の上位がゴールする中、まだまだレースは展開中。駅伝の中継点では軽装で上位を目指すチームと、見るからに走りにくそうなコスチュームで走るチームとが入り乱れてのたすきリレー。どんなにユニークなコスチュームでも、チームで完走しなければ入賞は無理ですからね、懸命にたすきをつなげます。



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仲間からタスキを受け取り、元気よくお猿さんが飛び出していきます。
レース後は多くの記念撮影に応えていました。



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こちらの方は本物のスーザフォンという楽器を背負ってハーフマラソンに挑戦!
仮装のテーマは「ハロウィン・パレード」。
頑張った甲斐あってコスチューム個人部門で優勝を果たしました。
表彰式のステージに、この楽器を吹きながら登場され、そこで本物だと知ったランナーも多く、
ローカルのランナーからも拍手喝采を受けていましたよ。



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少し走りにくいコスチュームでも、
美しい早朝の景色に癒されながらゴールを目指します。



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レース後に思わずカメラを向けてしまったこのお二人。
今、全米で最も熱い、トランプ氏とヒラリー氏です。
とっても仲良く笑顔とピースサインで応えてくれました!



レース後は全員に完走メダルや飲み物、フルーツなどのリフレッシュメントが配られました。クールゾーン、ファーストエイドコーナーなどもあり、全力を出し切ったランナーをケア。荷物預かり所では、参加者の持ち物も大切に保管します。グアムココロードレースは楽しいだけでなく、ランナー全員が安全にレースに参加するためのサポートも万全です。



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完走者全員に送られた記念メダル。
レースの種類によってリボンの色が変わります。



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イベントにはたくさんのボランティアが参加しています。
ランナーの健闘をねぎらい、リフレッシュメントを配ります。



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こちらはレース中にランナーの持ち物を預かるコーナー。
ゼッケン番号と引き換えに荷物を預かります。



7:30AMから始まった表彰式では、タイムで上位に入った本格アスリートから楽しいコスチュームで楽しませてくれた方まで、日本人ランナーがずらりと壇上に上がりました。

またこのイベントには、グアム ココロードレースの姉妹レースであり、毎年5月に開催される北海道の「日刊スポーツ 豊平川マラソン」、同じく姉妹レース、新潟の「佐渡トキマラソン」からの招待選手も参加。表彰式ではランニングイベントを通したグアムとの交流や各都市の魅力が紹介されました。



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新潟の佐渡市から来られたご一行様。
絶滅が危惧されているグアムの鳥、ココバード(Ko'ko' Bird)と同じように、
佐渡では天然記念物トキの繁殖・保護活動が行われています。



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日刊スポーツ 豊平川マラソン使節団の皆様。
札幌はグアムの人たちの間で人気の旅行スポット。
その魅力をたっぷり紹介しました。



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表彰式では多くの日本人ランナーが壇上に上がりました。
駅伝でもグアム日本人学校の先生チームが男女混合で1位に!
皆さん、おめでとうございます!そしてお疲れ様でした!



毎年この時期に開催されているグアム ココロードレース。走るのは少し苦手という方も、自分のペースで楽しみながら参加できそうな雰囲気が伝わりましたか?グアムはランニングの盛んな島ですが、皆さんそれぞれ自分のペースで無理なく楽しんでいる様子。アスリートの方はもちろん、海外ランデビューを考えている方やビギナーの方もぜひ来年、グアムでお会いしましょう!

*来年より、「グアム ココロードレース」にお申し込みの方のお子様は、前日開催の「グアムココキッズファンラン」への参加費が無料となります。