ハファ・デイ!突然ですが、南国の植物や果物、どれくらいの名前を把握されていますか?有名なところならハイビスカスやプルメリア、ココナツなどでしょうか。グアムの灼熱の太陽を浴びたお花やフルーツは、どれも色彩豊か。今回は海やリゾートとは一味違う、グアムの自然の一部をご紹介します。



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タモン地区から車を走らせ約20分、
静かな住宅街の片隅に、
お花に囲まれたエントランスが見えてきました。



やってきたのはサンキョーガーデン(SANKYO GARDEN)。タモン地区から少し離れたマンギラオ(Village of Mangilao)にあるグアム大学(University of Guam)からほど近い場所にあります。レンタカーがない方も、前日までに電話、もしくはメールで予約をすれば無料送迎バスを利用できるので、どなたでも気軽に行けますよ。



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グアムの植物と自然に対する愛情や情熱は、
今も尚、この地で受け継がれています。



同園は1978年に、魚類の研究家ハリー・カミ(Harry Kami)氏が造園。愛情を込めて造られた同園は彼が定年後、日本人ナチュラリストで、グアムの友好都市、柏市在住の長妻和男氏が引き継いだそうです。



0623_Sankyo Garden-3.JPG圧巻のブーケンビリアは
児童文学「秘密の花園」を思わせます。
ブーゲンビリアは、グアムの島花です。



園中央にあるガーデンハウスには、樹齢30年以上のブーケンビリアが惜し気もなく咲き誇っています。乾季(11~5月)の雨の少ない時期に満開になるそうなので、この時期を狙うとキレイなお花を見られますよ。



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約3,500坪ある敷地内を、
綺麗なお花を見ながらのんびりとひと回り。



200種類以上ある熱帯植物や果物は、どれも珍しく興味深いものばかり。上の写真の植物はレッドジンジャーと言い、首飾りに使用されるレイの材料にもなるのだとか。



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沖縄の三大名花にも指定されている
オウゴチョウ(英名:ピーコックフラワー)は、
裏腹にトゲがあります。
近くで観察する際は気を付けて下さいね。



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グアム版DIYガーデニング



ローカルのお宅でもよく見かける、ココナツの殻を利用した鉢植え。私の旦那さんの実家の庭にも、ガーデニング好きな義母が同じようなものを木に括りつけ、オーキッドを植えています。



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ハイビスカスも美しく咲き誇ります。



同園にはピンクや黄色のハイビスカスも咲いており、可愛い写真が沢山撮れました。かつてはハイビスカスの花の効能を利用し、美容液やリンスとして使っていた時代があったそうですよ。そして現代でもその成分を応用した石鹸や美容オイルなどが島内で販売されているので、機会があればぜひチェックしてみてくださいね。



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ギョッとする見た目が特徴のパンの木の実は
その名の通り焼くと白いパンのようになります。



私が初めてパンの木の実を食べたのはBBQにて。グリルでしばらく焼いた後、中を少しくり抜きコンビーフを詰めていただきました。私は美味しいと感じましたが、口に合わなかったという日本人の方もいたので、これは好き嫌いが分かれそうです。



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同園のマスコット犬バディーくんが
お出迎えしてくれます。



外は真夏の気候。歩き疲れたら、エアコンの効いたガーデンハウスでひと休み。園内で採れたピュアココナツオイル($10)は100%グアム産。日本へのおみやげにしたら喜ばれそうです。



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最後にグアムで育ったフルーツの盛り合わせを堪能できます。



季節により果物の種類は変わり、私が訪れた時期(5月)はちょうどマンゴーが旬!グアムのマンゴーは本当に美味しいですよ。スタッフは全員日本人なので「これはなんていう果物?」という質問はもちろん、グアムでの暮らしやオススメ観光スポットなど、あれこれおしゃべりも楽しめます。グアムの植物とフルーツを一度に体験できる、サンキョーガーデン。繁華街から少し足を延ばして自然を感じてみませんか?


※記事内の料金は2017年6月23日現在のものです。



<インフォメーション>

施設名:サンキョーガーデン(SANKYO GARDEN)
営業時間:火~金曜日9:00AM~4:00PM、土、日曜日8:00AM~12:00PM ※閉園1時間前までに入園
定休日:月曜日
料金:大人$15、子供$10(フルーツ、飲み物付き)
住所:143 Pangelinan St. Mangilao, Guam
ロケーション:マンギラオ地区グアム大学近く
電話番号:646-4520/687-1731(前日までの予約で無料送迎バスの利用が可能)