チャモロ文化を代表するスポンディラス貝のアクセサリー。
受け継がれてきた伝統の形から、装飾を施しモダンにアレンジされたものなど
アーティストの個性が光ります。
グアムが築き上げた長い歴史の中で、この地域独自のチャモロ文化が失われそうになった時期もありました。しかし戦後の混乱が落ち着き、観光という新たな産業が光りを浴び始める頃からチャモロ文化に対する人々の意識にも変化の兆しが訪れ、昨年秋にはグアムミュージアム(Guam Museum)がソフトオープンするなど、この数年で急速にチャモロ文化の復活を感じられるようになりました。
2014年にヒルトン グアム リゾート&スパ横の高台にオープンしたチャモロカルチャーセンターもその1つ。ここではチャモロ文化への造詣が深いアーティストやグアムを拠点に活動するアーティストのスタジオ、工芸品を販売するショップなどが点在していますが、さらにワークショップや体験型アクティビティなどを開催し、もっと活性化させようという動きもあります。
現在開催中の『カルチュラル・ディメンション・アートエキシビット』にはチャモロカルチャーセンターで活動するアーティストの他、チャモロカルチャーセンターの趣旨に賛同する者たちが一同に会し開催されています。企画展終了後、本格的にチャモロカルチャーセンターの活用方法について検討されていくそうです。