友人や親戚がグアムに来て話題になるのが、日本とは異なるここグアムの車事情です。街を見渡せば日本では見ない車だけど、日本の自動車メーカーの車だったり、普通にリムジンやオープンカーが街を走っていたりと、グアムの車事情はさまざまです。日本とは逆の左ハンドル右側走行ですので、車好きな人、運転好きな人は、グアムでレンタカーを借りて運転をするのを楽しみにくる方も多いです。しかも、グアムでは日本の免許証だけでレンタカーが可能です!(グアムの滞在が一ヶ月以内の場合)
今回は日本車メーカーの北米仕様車や、日本ではなかなか乗るチャンスがないアメ車などをご紹介します。

日本各地にもあるレンタカー会社のニッポンレンタカー(Nippon Rent A Car)にお邪魔しました。営業所はタモンの中心地にあり、タモン、タムニング地区にあるホテルへは無料送迎をしています。ご利用時にはクレジットカードでの契約となり、21歳未満の方は、車両保険、免責補償制度、休車補償制度に加入する必要があります。



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ホテルロードにあるこちらはメインオフィス。
ニッコーホテルグアム内にも支店があります。



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日本語を話せるスタッフが丁寧に
グアムでの交通ルールを教えてくれます。
日本からホームページで予約もできますし、
現地で思い立って来店する人もたくさんいるそうです。



日本では1966年から2004年まで日産の小型車の主力として愛され続けてきたサニー。グアムではセントラという名で北米仕様として今もなお新しいモデルが販売されています。日産車特有の細部にシルバーを施し仕上げたデザインは、セントラの最新モデルにも伺えます。



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長年愛されてきた日産が誇るコンパクトセダン。



こちらシエナ(Siena)は1997年に北米に登場。アメリカでは大人気な8人乗りミニバン!とは言え、アメリカ市場に合わせて車両サイズが大きいのも特徴。



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グアムではレンタカーだけではなく
ホテルやウエディング、オプショナルツアー会社の
送迎車として愛用されることが多い車です。



アメリカ大手のフォード(Ford)社のマスタング(Mustang)、かっこいいアメ車の代表とも言えるのではないでしょうか。フォード社が2016年に日本市場から全面撤退し、更に憧れの車へとなってしまったマスタング。力強いインテリアも魅力の一つ。



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グアムではコンバーチブルタイプが乗れちゃいます。
海岸線を風を切って走る気持ちの良さは
グアムでしか味わえないはず。



グアムに来たことがある方ならご存知だと思いますが、走っている車の半数は日本の自動車メーカーの車と言えるのではないでしょうか。グアムにある多くの日本車メーカーは北米が事業体となっており、日本では販売されていない車種もあります。もう一つ面白いのは、日本国内で売られている国産車と、海外で売られている同車種でも名前が違うものも。代表的なもので、日産フェアレディZは北米では350Z、スカイラインは日産が国外で展開している高級車ブランドとしてインフィニティー・シリーズのG35やQ50などの名前になるなど、まだまだたくさん車名が違うものがあります。

レンタカーでの貸し出しは無いものの、これらも現在は日本での販売はなく北米のみで販売を継続している車です。



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日産が1989年から日本国外で展開している
高級車ブランド、インフィニティ(Infiniti) のQ50。
日本が産み出した名車スカイライン(SkyLine)の
歴代のかっこよさを守りつつ躍動感と
高揚感に磨きをかけた仕上がりは
根強いファンの心を離しません。



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北米トヨタが誇るピックアップトラック、
タコマ・プリランナー(Tacoma PreRunner)。
ピックアップが大好きなローカルの間で不動の人気を誇ります。



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日本では2009年までハイラックスサーフの名で
販売されていた4ランナー(4Runner)。
北米でも大人気の大型SUV。
街中ではスポーティー、オフロードでは力強い走行が魅力!
家族でビーチに行きたくなるモデルですね。



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米国トヨタが2016年2月まで若年層向けに販売していた
ブランド、サイオン(Scion)。
こちらは手頃な価格のスポーツカーとして販売された
サイオンFR-S、日本名は86です。
90年代のスポーツカーブームを思いださせるスタイルは
多くのファンを喜ばせました。



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1986年に日本国内に登場した日産テラノ(Terrano)の
北米、中東向け仕様の日産パスファインダー(Pathfinder)。
2002年にはテラノが生産終了しましたが、
米国市場では日産のSUV代表格として歴史を刻み続けています。



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2002年に北米向けのモデルとして開発された
日産車で日本国内での販売を望む声が多く、
2004年からも日本でも販売が実現された
その名もムラーノ(Murano)。
2015年には日本国内の生産が中止され、
現在では北米・中国のみで販売されています。



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高品質のハードウェアとオフロードでの高い運動性能を備えた
日産の日本国外向けピックアップトラック、フロンティア(Frontier)。
日本国内での販売を期待する声も多いようです。



グアムで日本の自動車メーカーの車が愛される理由として、燃費が良い、壊れにくいなどの理由も十分にあると思いますが、洗練されたボディーのかっこよさが一番の要素ではないでしょうか。それはここグアムだけに限らず、アメリカ本土でも言えることでしょう。今日紹介した以外にもまだまだたくさん日本の市場にはない日本メーカーの海外仕様の車、日本ではなかなか目にすることのない海外メーカー車がここグアムでは走っています。
車好きな方は是非、レンタカーで日本では乗れない自分好みの車に乗ってみてはいかがでしょうか。



<インフォメーション>

店名:ニッポン レンタカー (Nippon Rent A Car)
営業時間:メインオフィス 8:30AM~6:00PM
ニッコーホテル内ツアーデスク 9:00AM~5:30PM ※昼休み 12:00PM~1:00PM
電話:646-1243
定休日:なし
ロケーション:サンヴィトレスロード ホリデイリゾート&スパグアム向かい