グアムのショッピングセンターから旅行者の姿が消えて早くも8ヶ月。あれだけ賑わっていたのが今では嘘のような静けさです。3月20日より始まったロックダウンによりショッピングセンターも一時的な閉鎖を余儀なくされました。その後さまざまな感染対策や営業時間の調整と共に再開。そして8月後半から始まった2度目のロックダウンにより再び閉鎖となりました。現在は再び営業を開始していますが、ほとんどのお店が以前のような売り上げを望むことのできない厳しい状況にあると思います。
今日はグアム旅行中に一度は訪れるであろうグアムのショッピングセンターの今をお届けしたいと思います。

多くのアメリカ系ブランドのアウトレットが集結し、通称GPO(ジーピーオー)の名で知られるグアムプレミアアウトレット(Guam Premier Outlet)。現在多くの店舗でコロナの影響による在庫セールが実施されています。

入り口ではスタッフが検温を実施しています。館内は通行の流れを一方向に誘導するよう矢印のフロアーマーカーが貼られていました。そしてセキュリティーガードがマスク着用の確認や多人数での集まりが行われていないかなど、安全の確認をする為パトロールをしていました。

グアムの子供達皆んなが遊んだアメリカのゲームセンター チャッキーチーズ(Chuck E Cheese’s)がこのコロナの影響で10年の幕を閉じました。この閉店は子供達はもちろん、一緒に通った保護者にとってもショックなニュースとなりました。グアムではそれほど多くない子供達の娯楽施設。チャッキーチーズにはそれぞれたくさんの思い出があったはず。

現在政府の指示により屋内での飲食は制限されており、ここGPOでも全てのレストランとフードコートの室内イートインスペースは使用できないようになっています。しかしフードコートのお店は全て営業しており、外には臨時のテラス席が用意されていました。

人気のレストランを多く抱え、ハガニアという場所柄ローカル客が多いアガニアショッピングセンター(Agana Shopping Center)。現在4ヶ所ある出入口を2ヶ所のみとし、入店時の検温の徹底とハンドサニタイザーの使用を呼びかけています。
残念なことに観光客にも人気があったBBQリブの専門店トニーローマ(Tony Roma)、ヘルシースムージーのお店フルーツ(Froots)、インドアプレイグラウンド プレイポート(Play Port)がこのコロナの影響により閉店を余儀なくされました。

館内では店舗毎にルールが記載された案内が入口に設置されています。
店舗によっては入り口を塞ぎスタッフの誘導のみで入店となるお店もありました。

グアムで一番の大きさを誇るショッピングセンター、マイクロネシアモール(Micronesia Mall)。この時期毎年センターコートに準備される大きなクリスマスツリーもすでに飾られていました。こちらでも各エントランスで入館時の検温を行っています。

特に平日は人も少なく驚くほど静かなショッピングセンターの現在。それでも普段から人気のあるアウトレットストア、ロスドレスフォーレス(Ross Dress For Less)は店内の入場制限をしていることもあり平日から多くの人が並んでいます。フードコートも週末ともなると多くの人で賑わっていました。

このコロナ後、特に厳しく感染予防対策を実施しているゲームストップ( Game Stop)。店内の人数制限はもちろんのこと、陳列されている商品からの接触感染を防ぐ為に入店後は目的の商品をスタッフに申し出ることや、発売されたばかりのプレイステーション5人気による混雑を避けるための注意など、独自の感染予防を徹底しています。

3つのショッピングセンターのいずれにもある映画館。再開の為さまざまな感染予防対策、観客数の減少を想定し話題の映画を上映するなどの計画を立てつつも、3月20日に発令された最初のロックダウン以降一度も再開することはなく現在に至ります。アガニアショピングセンター内にあるアガニアスタジアムシアター(Agana Stadium Theaters)に関しては、コロナによる長引く閉鎖と今後の集客の見通しなどの理由により映画館を閉館すると発表されました。

現在どのショッッピングモールも午前11時にオープン、GPOとマイクロネシアモールは夜7時まで、アガニアショッピングセンターは夜6時までの時短営業となっています。感染の為の規制も大切ですが、早くグアムに旅行者が戻ってきてくれる日が来ることを願うばかりです。