これまで多くのツーリストを迎えて営業してしてきた店舗にとって、コロナ禍の今は試練の時。地元の人にも愛されるお店でもさまざまな条件下での営業はかなり厳しく、今までとは違った営業方法、または業務内容の方向転換を迫られている店鋪や企業が数多くあります。

生き残りをかけて、新しい市場を開拓しているのはこちら、カリフォルニアピザキッチン(California Pizza Kitchen)などのレストラン。グアムの人たちの台所、ペイレススーパーマーケット(Payless Supermarket)に新しいデリコーナーが登場し、そこにはかつてツーリストが行列を作っていた人気レストランのデリが並びます。

カリフォルニアピザキッチンからはサラダ各種。人気のタイクランチ・エビサラダ(Thai Crunch Salad with Shrimp)、味噌エビサラダ(Miso Shrimp Salad)、キヌア&ほうれん草サラダ(Quinoa & Spinach Salad)など全5種類。レストランの人気メニューがそのまま登場し、ボリュームもたっぷり。各$10で、2〜3人で分け合って食べるのがいいぐらいの量です。

サンドイッチはピカズカフェ(Pika's Cafe)から。ハム&チーズ、ツナ、ローストビーフなど全4種類、お値段は4.29〜。

ビーチンシュリンプ(Beachin' Shrimp)からはポキボウル(Hoki-Poke Bowl, $9.99)やケラグエンが登場。チキンケラグエン(Chicken Kelaguen Wrap, $4.69)はトルティーヤで巻いて、お店自慢のシュリンプケラグエン(Shrimp Kelaguen, $5.69)はそのままケラグエンで販売。

グアムではほとんどのレストランでテイクアウトが可能なためか、日本のデパ地下やコンビニのお惣菜やデリほど充実していません。でもおかずの一品としてサラダを買えたり、ランチタイムに軽くサンドイッチなどを手軽に地元のスーパーで買うことができるのはとっても便利です。

グアム経済の回復はツーリズムの再開なくしては始まりません。しかしその見通しが立たない今、さまざまな工夫や新しいアイデアで営業を続けていかなければなりません。ツーリズムが再開した曉には、グアムの人々のこれらの努力がグアムをさらに魅力あふれる地として成長させていることでしょう。