先週お伝えしたように、毎年3月はグアム・北マリアナ諸島固有の文化であるチャモロ文化の継承とグアムの歴史に敬意を表するチャモロ月間。コロナ禍の今年は例年のような大きなイベントはありませんが、各所、各店でさまざまな催し、企画が行われています。

こちらはタモンサンズプラザ(Tumon Sands Plaza)のチャモロディスプレイ。
各ブティック、レストランともに元気に営業しています。

さて、今回「チャモロ」を求めて訪れたのはペイレススーパーマーケット(Payless Supermarket)のマイテ店。こちらのお店の自慢は他店にはない充実したデリコーナー「マーケット・デリ(Market Deli)」。グアムファンなら誰もが知るピカズカフェ(Pika's Cafe)、トレンドをほどよく取り入れ洗練されたおしゃれな料理で絶大な人気を誇ったキッチンリンゴ(Kitchen Lingo)、チャモロ料理の中でスープに特化しローカルにも高く支持されたカドゥ(Kadu)の3つの人気レストランのクリエーターたちが厨房を仕切り、バラエティ豊富なメニューとおいしさでランチタイム、夕刻には多くの人で賑わっています。

※ キッチンリンゴとカドゥは新型コロナウイルスの影響により閉店しています。

料理コーナーにはいつもチャモロ料理が並んでいますが、チャモロ月間の現在はさらに充実。日替わりでさまざまな料理が登場しています。

本日は、牛ミンチと野菜をココナッツミルクで煮込んだビーフティナタック(Beef Tinaktak)や、スパイシーなチキンスープのカドゥンピカ(Kadun Pika)などが登場。

レストラン「カドゥ」のブランドはそのまま残し、あのレストランのおいしさをここ 「マーケット・デリ」で再現。本日はチェラキリ(Chalikili)やほうれん草のココナッツミルク煮込み(Spinach with Coconut Milk)など。$4~5とお値段もお手頃。

もちろん、焼きたてパンやサンドイッチ、お寿司やサラダなどの通常デリも相変わらずの充実ぶり。

チャモロの人たちはもちろん家庭でチャモロ料理を作りますが、それでも手軽に買うことができるのはうれしいようで、ご飯タイムは行列ができる日も。
コロナ禍において大がかりなイベントは開催されていませんが、チャモロ文化を愛するグアムの人たちの思いに変わりはありません。