世界的な新型コロナウイルス感染拡大により、グアムに住む日本人が帰国することは難しくなっています。日本入国時、またグアム帰島時のさまざまな手続きや検査、検疫隔離、さらには成田空港しかグアム便がないことから関東エリア外へ行く場合の移動手段や交通費などを考えると日本がとても遠い存在に感じます。そして何より、自分自身がコロナウィルスを日本に持ち込んでしまうかもしれない存在になることへの懸念が、さらに日本を遠く感じさせます。

私の周囲ではもう2年近く帰国していない人がほとんど。そんな人たちが声を揃えて言うことが「日本のスーパーで買い物したい!」。

外国に住む人の多くが、帰国時にたくさんの日本の食材を買い込み、外国での日々の暮らしの中で日本の味を楽しんでいます。しかし、今はそれができない!

私自身、最後の帰国は2019年の夏。当然、その時に買って帰ったものはとっくの昔に底をつき、現在は航空郵便のグアム便がストップしているため、年に1~2回母親が送ってくれる食材も届かず。

そこで今回は、グアム在住日本人の強い味方、日本の食材が手に入る3つのスーパーマーケットを紹介します。

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まずはバリガダ地区にあるハッピーマート(HAPPY MART)。日本人に人気の理由はこちら、お肉です。

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ローカルのスーパーでは分厚いステーキ肉や大きな塊肉が多いのですが、こちらはビーフ、ポーク共に薄切り肉が充実。日本のお肉料理を作ってもお肉が分厚ければなんだか違い料理に感じてしまいます。やはり料理し慣れた、食べ慣れた薄切りはうれしい存在。

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シメジ、えのきといったキノコ類やゴボウなどは野菜はローカルスーパーではなかなか見つけることができません。これらの野菜は、炊き込みご飯や豚汁など日本人にとっての「ザ・日本のご飯」の必須アイテム!常時あるわけではありませんが、ハッピーマートなら手に入ることも!

その他、日本のふりかけや調味料、麻婆豆腐の素などの便利なお助け商品も多数。

さらに韓国食材がとっても豊富で、日本のものとよく似た使える商品もたくさんあり、多くの日本人が日々の買い物に訪れています。

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さて、こちらはデデド地区にあるアメリカングロサリー(AMERICAN GROCERY)​。こちらでは日本、中国、韓国、フィリピンなどアジアの食材を多く取り扱っており、日本の食材代わりに使える商品がたくさんあるので、日本食品売り場だけでなくアジア食材売り場も要チェックです。

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​これはうれしい!あずきバーや宇治金時バー♡日本のスナック菓子もお手頃価格で充実しています(一番上の写真)。練り製品や麺類などの冷凍食品も多数揃っていて、行くとついあれもこれもと買い込んでしまいます。

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最近では薄切り肉も登場。日本人にとって頼りになるスーパーのひとつです。
 

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最後は東京マート(TOKYO MART)。日本人観光客にもよく知られいているスーパーですが、オープンしたのはなんと1974年!以来、半世紀近く在住日本人の食生活を支え続けてきました。

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空輸で運ばれてくる日本産の新鮮な野菜や日本米も魅力的ですが「痒いところに手が届く」とはまさにこのこと!ローカルのスーパーマーケットはもちろん、上記で紹介したスーパーでもなかなか手に入らない、煮物野菜ミックスやお弁当用の小袋使い切りサイズをはじめとする便利な冷凍食品、以前日本で流行った「食べるラー油」など日本で人気&話題の食品、そして3月にはひなあられ、4月には桜餅、5月には柏餅といった日本の季節フードなど、日本人にとってはうれしい品揃え。ここで買い物をすればグアムにいながら日本の味を再現することができます。

 

日本に帰ることができないなんて今まで考えたこともないことが起き、それでも大好きなグアムで日々奮闘している在住日本人。今回はそんな私たちの暮らしを少しだけ紹介しました。ワクチン接種が進み、以前のように自由に日本を行き来できる日が来るまでがんばります!