豊かな自然に恵まれたグアム。だからこそ自然環境の変化に敏感で、この素晴らしい環境を守っていきたいと誕生したショップ、ヌマロ リフィレリー(NUMA'LO Refillery)。ソープやシャンプーなど扱う商品の多くが植物由来成分を原料に用いたヴィーガンアイテムで、プラスチックゴミの軽減をめざしたリフィル販売。5月末にオープンしたお店を覗いてみました。

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こちらが5月31日(火)にオープンしたお店。場所はタムニング地区のマリンコードライブ(Marine Corps Drive)から少し入ったところ。Kマート(Kmart)からは徒歩15分ほどでしょうか。

こちらの店舗がオープンするまでは、店前に停まっているいるヴァンでポップアップショップとしてグアム各地で販売。現在もイベントなどで見かけることがあります。

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店内に並ぶのはシャンプー、コンディショナー、ボディソープ、ローション、フェイシャルスクラブやクレイマスク、食器洗剤、洗濯洗剤などなど。見ての通り、容器に入れて販売するのではなく、来店者が持参した容器に必要な分だけを購入するリフィル(Refill)販売です。

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こちらの固形石鹸はイスラ ラエ アポセキャリー(ISLA RAE Apothecary)というメイドイングアムの商品。ココナッツ、イランイラン、ラベンダーなどの植物を用いた自然にも私たちの肌にもやさしいアイテムです。

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環境に配慮した雑貨も並びます。

こちらはグアム発のマイサ(maisa)というブランドの商品たち。このショップと同じ、プラスチックゴミを減らしたいという思いから2018年、ステンレス製ストローの販売から始まったマイサ。今では木製の柄のついた歯ブラシ、フロス、金属製カミソリ本体など多彩な商品がラインナップ。

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さて、こちらがショップオーナーのジャスミン・フローレス・キャンタレル(Jasmine Flores Cantrell)さん。

この店を立ち上げるきっかけとなったのは、グアムの気候や自然環境の変化を感じ取ったことだと話します。進学で一時グアムを離れた時期があったものの、グアムで生まれ、大自然を遊び場に育った彼女は、私たちが生きていく上で必要なものを自然が与えてくれることを知っています。

日々大量に排出されるゴミは処理が追いつかず、グアム島内でリサイクルできる種類や量も限りがあります。それらが自然破壊につながるのならゴミを減らせばいい。そういうシンプルな思いからヌマロ リフィレリーが誕生しました。

プラスチックゴミを減らす世界的な流れの中で、グアムでもスーパーマーケットのレジ袋が廃止になったり、カフェでプラスチックのスプーンやフォーク、ストローが木製や紙製に変わったり、レストランのお持ち帰り用容器も生分解性プラスチック製のものが使われるようになったり、随分と変わってきました。しかし、企業側の努力だけでなく、私たち個人一人ひとりの小さな努力も、いつかは大きな波へと変わるはず。

ヌマロ リフィレリーのファンはグアムだけでなく周辺の島々にも広がっています。美しい太平洋上の島々がこれからもずっと美しい姿のまま残りますように。

 

<インフォメーション>
店名:ヌマロ リフィレリー(NUMA'LO Refillery)
ロケーション:タムニング地区
営業時間:1:00PM〜6:00PM
定休日:日・月曜日
URL:https://www.numalorefillery.com