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シナボンのキャッチフレーズになっている"Life needs frosting."。
frosting(別名アイシング)とはお菓子表面を覆うクリーム状のペーストの意味。
時を豊かに飾り楽しみ、自分を甘やかすアイシングのようなものが人生には必要、
というように私は訳してみました。みなさんは人生には何が必要だと思われますか?

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モカラッテチル・レギュラーサイズ$3.50(左奥)、
ストロベリーチラータ・レギュラーサイズ$3.80(中奥)、
シナボンスティック5本入り$2.99(右奥)、シナボンバイト5つ入り$3.49(中)、
ミニボン$2.69(左下)、キャラメルビーカンボン$3.79(中下)、
フロスティングショット$0.69(右下)


大きくて、メチャクチャ甘くて、もちろん高カロリー、でも忘れられない.......。あの懐かしい味がグアムにもやってきました。

7月上旬にマイクロネシアモールにオープンして以来、連日長蛇の列。オープン時が狙い目かと思ったら大間違い、マイクロネシアモールのドアが開くのを待つ人人人で朝から混雑していました。
では、閉店間際はどうかと言うと、その日に用意したドウが無くなり次第閉店するためマイクロネシアモールの閉店時間前にはもう売り切れ、という状態。何時間も列に並ぶわけにもいかないので、いつが狙い目かお店に問い合わせしてみることにしました。
オーナーのチャックさん曰く、「おかげさまで、金曜日から日曜日にかけては一日中大忙しの状態が今のところ続いています。月曜日から木曜日の日中が比較的待ち時間が短いですよ。」ということでした。

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オーブンから出したばかりのアツアツは保温トレイに移動。
目にしたら、とても素通りできそうにありません。


シナボン、すでにご存知の方も多いと思います。一時は日本に30店舗ほどあり、一大ブームを巻き起こしたお店ですから....。アメリカでワシントン州シアトルで産声を上げたシナボンが日本進出したのは1999年。それから10年、2009年に最後になったお台場店が閉店し、日本ではもう食べられなくなってしまいました(アメリカ軍基地内にはあるようですが、そうも簡単にシナモンロールを買うために入れる訳ではないので除外しました)。
大きい上に、強烈な甘さ、大量のシナモンの強い香り。あの迫力満点の大きさと甘さは、みなさんの記憶に強烈に焼き付いているのではないでしょうか?今も一部の熱狂的なファンに惜しまれ、多くのスイーツ好きの人たちに「久しぶりに、シナボン食べたいな」なんて、思い出していただいているのではないでしょうか?

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マイクロネシアモールのツアーバスが停まる入り口を
入るとシナモンの香りが立ちこめます。
そして右手にすぐにお店があります。

インテリアはシナボンの新しい店舗デザインになっています。
店内でも食べられるようにテーブル席が10セットほど用意されています。


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やはり焼きたてホカホカが一番美味しいですよね。


カロリーが気にならないとは言いませんが、スターバックスのシナモンロールが592キロカロリーに対し、シナボンのクラシックは730キロカロリー、圧倒的な甘さの違いがあるもののカロリーは1.2倍という結果はちょっと意外でした。ではミスタードーナツのオールドファッションと比較すると、オールドファッションが290キロカロリーなのでシナボンのクラシックは2.5倍、つまり2つ半食べるのと同じ計算です。どんな言い訳をしようとカロリーオーバーであることに間違いはありませんが、時には心を癒すスイーツをカラダは欲してしまいます。

アメリカの人たち、そしてグアムの人たちは、毎日のようにこの巨大シナモンロールをぺろっと平らげてしまいます。そんな姿を見て、素直にアメリカ人ってスゴイと拍手喝采してしまいそうになります。お隣に座る方はカロリーやダイエットと決別したとしか思えない旺盛な食欲があるご様子、その迫力に惚れ惚れしながら私もいただいてきました。もちっとした食感に香り豊かなシナモン、口の中に広がるとろけるような甘さ、焼きたてはやっぱり最高ですね。みなさんも異国の食文化を堪能してみてください。

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ドウ作り以外のすべての工程は、ウィンドウ越しで行われています。
こちらのスタッフは生地を平らに延ばして、シナモンを載せているところです。


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こちらのスタッフは丸めて均等にカットしていきます。
この後、20分~40分ほど寝かせてオーブンに入れます。



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焼き上がったアツアツのシナモンロールにアイシングを塗っていきます。
キャラメルピーカンボンには、キャラメルとピーカンもまぶします。


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こちらはドリンクステーション。
ベーカリーカフェということで、ソーダ類は一切置いていません。



オーナーのチャックさんにシナボンのシナモンロールがどうして美味しいのかお伺いしたところ、インドネシアの秘境でしか採れない世界最高級品といわれる "Makara" と呼ばれるシナモンをたっぷり使っていることと、美味しく仕上げる徹底した品質管理が一番との事でした。
「長蛇の列が続いても、レシピに則った作り方を変えることはありません。シナモンロールを口にした時のWOWという驚きをいつも、何度食べても感じてもらいたいですからね。」と話してくれました。お持ち帰り用のケース売りもありますが、必ず箱に書かれた保管の仕方、温め方の指示を守ってほしいと強調されていました。そうすれば、自宅でも日数が経った後でも必ず焼きたて同様に美味しくいただけるそうです。

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こちらがオーナーのチャックさん。
いつも店に立ち、クオリティーとサービスを確認しています。
グアムにあと2店舗オープンする計画を立てているそうです。


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シナモンロールのメニューです。
3ヶ月毎にプロモーションの新フレーバーが登場します。
グアムにも近々お目見えです。


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こちらはドリンクのメニュー。
ホットにコールド、大人にも子供にも評判の味が揃います。
コーヒー好きの方は是非エスプレッソを味わってください。


シナボンは、ドリンク類も充実しています。イタリアで一番人気のコーヒー"DANESI"を使用しています。"DANESI"はエスプレッソ・コーヒーの老舗なんです。コクがあって、深い味わいはシナモンロールの甘さにぴったりです。その他にもティー類やチラータと呼ばれるシェイクのようなドリンク類も充実しています。チラータにはチョコレートモカ、ストロベリー、ストロベリーバナナ、マンゴーなどがあります。日本人にはマンゴーが一番人気のようです。


<インフォメーション>

営業時間:月曜日~土曜日10:00AM~9:00PM  日曜日 10:00AM~8:00PM
住所:1088 West Marine Corps Drive, Dededo, Guam 96929
ロケーション:マイクロネシアモール1階
電話番号:671-633-2667