毎年この時期、ユナイテッド航空主催で行われるチャリティーイベント 『プレーン プル(Plane Pull)』。4月25日(土)に開催された今年は記念すべき第10回。重量約65トンのボーイング機を引っ張る事に挑む人たちや、ファミリーでさまざまなアクティビティを楽しむ人、ステージで元気いっぱいにパフォーマンスを披露する子供たちなど、通常立ち入りが禁止されている格納庫に大勢の人が繰り出し、思い思いに楽しみました。
癌との闘いに勝った元癌患者の皆さんがプレーン プルに挑戦しました。
2006年から開催されているこのイベントは アメリカがん協会(American Cancer Society)へのチャリティーイベントとして始まり、ユナイテッド航空のボーイング737型機を引っ張るプレーン プルには延べ6,000人が参加。同時に開催されるさまざまなアクティビティとの収益を合わせて$245,000以上を寄付し、癌患者の闘病生活をサポートしてきました。今年は1チーム20名編成で35チームが参加。そして来場者向けのファミリーアクティビティはジップライン、ダンキングブース、ロッククライミング、ジャイアントウォーターバブル、バウンスハウスなど小さなお子さまから大人まで遊べるものが用意され、ステージではサンドキャッスル グアム(SandCastle Guam)のパフォーマーやグアムを代表するチャモロダンスグループ、イネットノン・ゲフパゴ(Inetnon Gef Pa'go)も登場。イベントを盛り上げました。
重さは約65トンです。
力を合わせて引っぱり、何秒で約3.65mを動かせるかを競います。
チーム一丸となって巨体に挑みます。
こちらの女性達は自分たちのチームだけでなく、
どのチームにも声援を送り、参加者を盛り上げていました。
チームのタイムが発表されると皆さん一喜一憂して歓声に包まれました。
皆さん思い思いのコメントを書いていました。
その多くは癌と闘う人たちへの応援の言葉であったり、癌患者を持つ家族の言葉でした。
プレーン プルの参加者も来場者も楽しそうに時間を過ごしていましたが
イベントの趣旨であるチャリティー活動も忘れてはいません。
会場となったのは通常、飛行機が収容されている格納庫。さまざまなアクティビティやフードコーナーが用意され賑わいました。移動するだけでも大変な広さ。飛行機って大きいんだなと、改めて思ってしまいました。
プレーン プルの向こう側で飛行機やセスナが離着陸する様子を
間近で見ることができました。
記念撮影ができます。
なかなか見ることのない難度の高い曲芸を次々とこなし、
大きな拍手に包まれていました。
いつの間にか雨も止み、雲の切れ間に青空が見えていました。
さてプレーン プルの結果発表です。男性部門と6名以上の女性を含む男女混合部門があり、男性部門ではファイヤー・デパートメント(Fire Department)が4秒80、混合部門では ジーティーエー(GTA)が5秒02で優勝。チームスピリット賞は ウェスティンリゾート・グアム(The Westin Resort Guam)が獲得しました。
第10回のプレーン プルチャンピオンに輝きました。
グアムに住む私たちにとって飛行機はとても身近な乗り物です。そしてグアム住民やツーリストの貴重な足として、グアムと日本各都市、ミクロネシアの島々、アジア各国、アメリカ各地、オーストラリアとを結ぶユナイテッド航空は、地域に密着した企業としてさまざまなイベントの協賛や社会貢献を行っています。
チャリティーには関心があるけど何をしたらいいかわからない、という人も多い今日。私もその一人ですが、このようなイベントで気軽にチャリティーに参加でき、とても楽しい時間を過ごすことができました。