「グアムボディビル協会」と「公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟」の国際交流の一環として昨年から開催されている「グアムナショナルボディビル&国際親善大会」が、先日10月26日(土)に「レオパレスリゾート・グアム(LeoPalace Resort Guam)」内にある「ゼフィーロ(ZEFILO)」にて開催されました。第1部が「Guam National Bodybuilding & Body Fitness Championships(グアムナショナルボディビルディング&ボディフィットネスチャンピオンシップ)」 そして、第2部に行われたのが「国際親善大会(International Invitational)」です。昨年は、男子ボディビルを通じての親善交流のみでしたが、今年は出場を望む女子選手の皆様からの声に応え、「女子カテゴリー(女子ボディビル、女子ボディフィットネス)」が追加され、イベントはさらに華やかなものとなりました。会場に用意された席は満席となり、熱狂的な声援が響き渡りました。
こちらは「2013年ジャパンオープン」優勝の小松 慎吾選手。
代表派遣選手として、今回の国際親善大会に臨みました。
「ライトミドル級(80kg以下)」のクラスで、グアムの選手を圧倒した小松選手。
すべての部位においてバランスのとれた、たくましいボディを披露してくれました。
こちらは、大会前から私が一番注目していた太田 祐宇樹選手です。
昨年に引き続き参加したボディビルダー3人のうちのひとりで、
昨年は惜しくもメダルを逃した27歳の若手選手です。
「バンタム級(65kg以下)」のクラスで、見事1位に輝いた太田選手。
名前が呼ばれた瞬間の、感無量といった表情は
この大会のために重ねてきた、1年間の努力のすべてが報われたことを物語っていました。
20年以上のボディビル歴を誇る選手が多い中、
太田選手は8年と、そのキャリアは決して長くはありませんが、
スポーツジムでトレーナーとして指導する傍ら、自らを日々鍛えていました。
昨年よりひとまわり大きくなったふくらはぎや、魅せるパフォーマンスのすべてが印象的でした。
「ライト級(70kg以下)」と「マスターズ(40歳以上)」のクラスで
登場した斉藤 忠男選手はなんと73歳!
年齢が紹介されると、会場内は驚きの声に包まれました。
とても73歳とは思えない、若々しくたくましいボディです!
会場となったレオパレスリゾート・グアムは、充実したスポーツ設備を
備えており、様々なスポーツの大会が開催されています。
また、アスリートのトレーニング拠点としても多く利用されています。
全体的な形の美しさを評価する審査員の真剣な眼差し。
「筋肉の量」「皮下脂肪のない、輪郭の見える筋肉」
「全身の均衡ある筋肉」が審査のポイントだそうです。
日本の女子選手は比較的年齢層が高く、驚かれている方も多くいらっしゃいました。
女子の部門は「ボディビル」と「ボディフィットネス」の2種類があり、
ボディビルは体重によって、ボディフィットネスは身長によって
カテゴリーが分けられています。
こちらは、ボディビルの基本ポーズのひとつ「バックダブルバイセップス」。
鍛え抜かれたボディを披露した日本の女子選手たちも
登場した「ボディビルライト(55kg以下)」。
上位2位までを、日本の女子選手で独占しました。
「ボディフィットネスショート(163cm以下)」に登場した、三船 麻理子選手。
40代とは思えない、健康的でスリムなボディを披露してくれました。
年をとるとお腹が出てきて当たり前、と思っていた私ですが、
同世代の選手たちの健康美を見て、認識が変わりました。
日々のトレーニングや食事次第で、
あの頃のボディを取り戻すこともできるんですね。
小林 有紀子選手(写真真ん中)が、カテゴリー別1位に続き、
「ボディフィットネス部門 総合」を制しました!
おめでとうございます!
ボディビルもボディフィットネスも、食事制限やウェイトトレーニングという日々の努力なしには語れません。普段とは異なる調整をしてグアムに来られた日本の選手の皆さんでしたが、どの選手も素晴らしいボディを披露してくれました。海外経験を積むということを参加の理由に挙げられていた選手も多かったのですが、皆さん堂々としたパフォーマンスを披露してくださり、世界で戦える日本選手の層の厚さを実感する大会となりました。
本大会は様々なスポーツ、フィットネス系の雑誌で紹介され、大会レポートの掲載も予定されていることから、ますます注目度が高まっています。観戦ツアーに参加して訪れたファンの皆さんも多くいらっしゃったようです。来年はさらに規模を拡大して開催されることでしょう。
今大会の観戦ツアーの詳細はこちらから。
http://www.leopalaceresort.com/information/news_20130529.html