使用するランタンは約500年前からある日本の「灯篭流し」をグアム流にアレンジしたもので、土台がプロア船になっています。プロアはチャモロ文化の代表的な船で、昔から代々受け継がれてきました。日本とチャモロという2つの異なる文化を結びつけることは「グアム日系人会」の、グアム島に対する敬意と使命を表しているそうです。
地元ボーイスカウト団体が設計したランタンは、この日のために400隻以上も作られたのだとか。
今回使用したランタンは回収し来年また再利用するそうです。
この日は曇っていましたがサンセットの時間と重なり、薄暗い中でゆらゆら揺れるランタンがとってもきれいでした。キャンドルの火は超自然的な力の一つとして神の起源と創造を象徴し、同じ世界でお互いに愛し合い平和を願う気持ちを表すそうです。
暗くなるとキャンドルの火がより一層際立ち、グアムの海を幻想的な雰囲気に包みました。普段は見られない光景に会場を訪れていた参加者たちは終始見とれていました。戦争や自然災害、病気で亡くなられた全ての方へ、思いが届きますように。そして私たちが生きるこの世界が愛にあふれ平和でありますように。
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グアム日系人会(GUAM NIKKEI ASSOCIATION)
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