ここ数年は毎年10月に開催されていた「グアム・ミクロネシア・アイランド・フェア(Guam Micronesia Island Fair)」ですが、26回目を迎える今年はオリジナルの5月に戻り、先週末の5月17日(金)~19日(日)に開催されました。
「グアム・ミクロネシア・アイランド・フェア」とは、グアムをはじめ、パラオ、コスラエ、ポナペ、ヤップなどミクロネシアの島々の文化が一堂に集結する、ミクロネシア最大の「カルチュラルイベント(Cultural Event)」です。グアム以外の各島の様々な文化を体験できるとあって、ローカルにも人気を集めている定番のイベントです。
5月17日(金)~19日(日)までの3日間、ここグアムは晴天に恵まれ、大勢のツーリストやローカルの人たちでイベントは賑わいました。
今回で26回目を迎える「グアム・ミクロネシア・アイランド・フェア」。
夜には大きな花火もあがり、イベントは大盛況となりました。
私も毎年、足を運んでいる「グアム・ミクロネシア・アイランド・フェア」。普段、グアムでは見ることができない、ミクロネシアの島々のエキゾチックな衣装を身につけたダンスや、特産品などを購入できるとあって、なかなか味わえない新鮮な楽しみが満載です。
毎年行く度に新しいアーティストに出会えたり、素敵な発見をすることができたりします。今年も色々な出会いや発見がありましたので、イベントの様子と共にご紹介します。
晴天に恵まれた3日間でした。
会場となった「ガバナージョセフフローレスメモリアルパーク(イパオビーチパーク)」は
多くの人たちで賑わいました。
このように会場は島ごとにブースが設けられ
様々な特産品や、アーティストによる作品が展示・販売されていました。
ヤップ島のブースでは、ヤシやバナナの葉で編まれた特製のバッグを発見!
手作りの温もりがあり、夏らしい爽やかなバッグでした。
ビーチに遊びに行く時に、是非持ちたいアイテムですね。
毎年気になっておりチェックしているマーシャル諸島のブース。
貝殻やヤシの葉などで編まれた壁掛け、カゴ、鍋敷きなどの
素敵な作品が販売されていました。
こちらを作っているのは特別なアーティストではなく、一般家庭の女性たち。
使い勝手を考えた、大小様々なサイズのカゴがありました。
ポナペのブースでは、素敵なブラックパールのネックレスが登場。
夏のカジュアルな装いにもピッタリな、太平洋の美しい海が育んだ海の宝石。
とってもキレイでついつい見惚れちゃいましたよ!
こちらもポナペのブースにて販売されていた、レッドチリソルトです。
手作りの素朴感が魅力的でした。
パラオのブースでは、手作りのココナツオイルやソープ、
ボディバターなどが並んでいました。
やけたお肌のクールダウンにオススメです!
こちらの木彫りの素敵な作品は
「ストーリーボード(Storyboard)」と呼ばれるパラオの伝統工芸。
パラオに昔から伝わる伝承文化が板に彫られています。
繊細な作業を経て完成した逸品です。
グアムのブースを訪れてみると
グアムの伝統文化継承者に送られる「マスター」(日本で言う人間国宝)の称号を
持つ人たちがブースを出店していました。
実際に「マスター」の人たちが、商品や文化の紹介をしていましたよ。
こちらはブラックスミス(鍛冶屋)マスターの
「ホアキン・F・ルハン(Master Joaguin F. Lujan)」さん。
初めて出会うアーティストも沢山いました。
こちらは、木のボードに焦げ目を入れながら様々なアートを描く
「ウッド バーニング アート(Wood Burning Art)」の様子。
可愛いデザインが注目を集めていましたよ。
ポストカードをはじめ、グアムの人魚伝説に出て来る「シレナ(Sirena)」のアートなど
素晴らしい作品がたくさん並んでいました。
「グアム・ミクロネシア・アイランド・フェア」では会場を歩いているだけで
このような古代チャモロ人の格好をした男性を見かけることができます。
こちらは、ヤップ島のカラフルな伝統衣装を身につけた女性ダンサー。
派手な衣装でとっても目立っていましたよ。
フードコーナーに行くと、豚の丸焼きを見ることができました!
ツーリストの方にとっては、歩いて見て回るだけでも楽しいイベントですね。
特設ステージではローカルミュージシャンによる演奏や
各島のダンスショーが開催されました。
こちらはグアムのチャモロダンスショー。
青空の下で大勢のダンサーが踊る光景は、とっても迫力がありました!
ステージでのショーは夜になっても続きます。
フードコーナーで食べ物を買って
ステージでのショーを楽しむ人たちを多く見かけました。
26回目を迎えた今回の「グアム・ミクロネシア・アイランド・フェア」も多くの人が集まり、ミクロネシアの素晴らしい文化を体験できる素敵な3日間となりました。昼と夜で違った楽しみ方ができますので、来年も是非一度足を運んでみてくださいね。