2014年6月6日(金)と7日(土)の2日間に渡り、ハガニア地区にあるパセオ・スタジアムで行われた「グアム・ライブ・インターナショナル・ミュージック・フェスティバル(Guam Live International Music Festival)」は、グアム最大規模、最高レベルの音楽祭となりました。灼熱の太陽が降り注ぐ週末グアムにいる沢山の人が、このイベントが開催される日没を心待ちにしていたことでしょう。そして2日目となる7日(土)は、前日を凌駕するような興奮が待っていました。台湾や韓国のアーティスト、そして日本からの「HOME MADE 家族」が会場を盛り上げたところで登場したのが「ピアミア(PIA MIA)」。チャモロ人を両親を持ち、グアムで生まれた生粋のローカルガールがシンガーを目指してL.A.に渡り、数年後にはメジャー街道まっしぐらの道筋をつけて故郷に戻ってきたんです!
現在L.A.を拠点にシンガーソングライター、
そして女優やモデルとしても活躍しているピアミア。
今回のイベントは、大きなチャンスを掴んだピアミアの故郷での初のステージとなりました。彼女の晴れ舞台を一目見ようと駆けつけたローカルも多かったことでしょう。専属ダンサー4名とともに披露したパフォーマンスは、プロフェショナルで堂々としていました。生で聞く伸びやかな歌声や素晴らしいダンステクニックはプロの貫禄を漂わせ、素晴らしいステージとなっていました。そして多くの観客は、夢を手にし始めた我が子や友人を見守るような気持ちで声援を送っていたに違いありません。
グアムで暮らしていた中学生の頃、自らのパフォーマンスを
YOU TUBEにアップし、多くの再生回数を記録。
その後両親を説得しL.A.への移住を決意したそうです。
先月までに約13,553,000回の再生回数を数えています。
モデルとしても活躍するピアミア。
小柄ではありますが、スタイル抜群です!
ピアミアのサクセスストーリーは、まだ始まったばかり。L.A.へ移住後、アメリカの人気タレント「ケンダル&カイリージェンナー(Kendall & Kylie Jenner)姉妹」と親しくなったのがきっかけで、彼女たちが出演する家族総出演のリアリティ番組「キーピング・アップ・ウィズ・ザ・カーダシアンズ」に何度か出演。その番組で知り合ったラッパー「ドレーク(Drake)」 に"Hold On, We're Going Home"を 歌ってみるよう言われ、番組内で歌ったことがきっかけで歌手としても注目を浴び始めたのだそうです。
華麗なステップとしなやかな体。
ダンスの上手さはピカイチでした。
初めてとなる故郷でのステージでは
「L.A.に居ても、グアムの事が頭の片隅にはあります」
と、自分のルーツであるグアムへの大切な思いを語っていました。
今年2月にはユニバーサル・ミュージックのレコードレーベル
「インタースコープ・レコード(Interscope Records)」と契約し、
9月にはデビューアルバムが発売されます。
楽曲「Complicated」「Red Love」「Mr. President」などで、
歌と踊りを存分に披露してグアムのファンも大喜び。
パセオ・スタジアムを埋め尽くした観客は、
約1時間のステージに熱狂しました。
ピアミアが好んでするバンダナ巻きで会場に駆けつけたファン。
もしかして、同級生だったりするのかもしれませんね。
ちなみに、イベント前日のメディア会見で姿を見せた
ピアミアの出で立ちはこんな感じ。
赤いバンダナ、赤い口紅が印象的です。
夢を追いかけるピアミアの姿は、
グアムの多くの若者にとってヒーローになっているようです。
歌も踊りも最高でした!
会場を後に早速、I tuneでダウンロード。
海の向こうでグアムの女の子が夢に向かって頑張っていると思うだけで
私たちも元気がでてきます。
今年9月に日本でも公開予定のSFアクション映画「ダイバージェント(Divergent)」のサウンドトラック「Fight for you」を歌ったピアミア。全米NO.1メガヒットの映画化超大作のサウンドトラックという輝かしいチャンスを手にした彼女のニュースは、グアムでも話題になりました。
今回、グアム・ライブ・インターナショナル・ミュージック・フェスティバルでのパフォーマンスに魅せられた全ての人が、あなたを応援しています!