グアムでの7月21日は、お正月やクリスマス、アメリカ独立記念日と並ぶとても大切な日です。
この日は、1944年にグアムが日本の統治からアメリカ領へと戻ったことを記念する「リベレーション・デー(グアム解放記念日)」なのです。毎年、多くの企業や役所がお休みになり、パレードを楽しみます。今年の7月21日は土曜日にあたり、前日20日の金曜日が振替休日となったので多くの人が3連休となり、「第68回リベレーション・デー・パレード」には約3万人の観客が詰めかけました。

当日は快晴。沿道は観衆で埋め尽くされていました。
そんな中、犬を背中に乗せてカラバオ(水牛)もフロートと並んで行進です。
7月21日(土)は、グアム準州知事が働くガバナーズオフィスのあるアデラップ岬からハガニア地区の古代チャモロビレッジ周辺までの、約1マイル(約1.6km)の道路が封鎖され、午前10時前から2時間半ほど、盛大なパレードが行われました。パレードにはアメリカ海軍・陸軍・空軍、グアムの企業や学校、様々な村々、NPO団体やグアム政府の機関などの沢山の団体が参加し、フロートの数は100を超える大行列となりました!

退役軍人が先導する美しく着飾った女性を乗せたフロートが登場し
リバレーションパレードがスタートしました。

アメリカやグアムの旗を掲げたバイクが
パレードを盛り上げます。

趣向を凝らした派手な飾り付けをした車が次々に登場!
観客を楽しませてくれます。

レトロなクラシックカーのパレードもありました。
これだけのクラシックカーを一堂に見ることができる機会は
グアムでもそうありませんよ。

沿道にはユニークな帽子を売り歩く人、
空き缶やペットボトルをリサイクルするために集める人もいました。

ヤシの葉などで飾り付けをされた
巨大なトラックやクレーン車などの大型車両が続きます。

キャラクターが登場すると子供達は大騒ぎ。

我が子の喜ぶ顔を写真に収めるお母さんの姿も。

フロートに混じってダンスパフォーマンスもありました。

平和な島の暮らしをいつまでも守りたい、
というメッセージを掲げたグアム国際空港のフロートです。
グアムの人達はパレードを見物するために、事前に役所に場所の登録をして、数日前からテントを張ったり準備を進めています。当日は親戚や同僚が集まりパーティーさながらの盛り上がり。テントからはもくもくと煙が上がり、バーベキューの匂いが立ちこめます。

こちらのテントでは子供の誕生日を兼ねてパレード見物。

テントの中では5歳のお誕生日のお祝いに、
カップケーキベースのバースデーケーキが用意されていました。
パレードの中には、キャンディやドリンク、オリジナルグッズなどを配っているフロートもあり、リベレーション・デー・パレードは子供から大人まで、みんなが楽しみにしているイベントです。
このグアム最大のローカルイベントに、来年は皆さんも是非参加してみてくださいね!
「あなたもBBQ食べなさい!」なんてテントの中に招き入れられて、きっとグアムの人々の心と触れ合えるはずですよ。