日本では一般的に日本が終戦を迎えた1945年を基点に「戦後00年」という言い方が使われ、今年2018年は戦後73年になります。グアムでは旧日本軍による占領が終わり、再びアメリカの統治下に入った1944年を基点に数えられ、今年は「74th Guam Liberation(グアム・リべレーション)」 。リべレーションとは解放を意味し、グアムが旧日本軍から解放されて74年目、という意味です。そして実際に解放されたのは7月21日であることから、毎年この日は解放記念日、リべレーション・デー(Liberation Day)と呼ばれます。
今年も7月はさまざまなイベントが開催されましたが、今回はメインイベントである7月21日に行われたリべレーション・デー・パレードの様子をレポートします。
スペインの統治時代にカトリックの島になったグアムでは、「罪を憎んで人を憎まず」という精神が今も生きていて、現代になってからグアムを訪れる日本人観光客に対する反日感情はありません。実際に、このパレードを見に行く日本人観光客も年々増えてきており、平和の祭典としての盛り上がりを見せています。