今年で73回目を迎えたグアムの解放記念日。毎年7月21日にはこの日を祝う盛大なパレードが開催され、多くの人が何ヶ月も前から準備を始めます。朝10時からスタートするパレードの日の早朝には、パレードと同じコースを走るマラソンイベントがあり、この日にちなみ7:21AMのスタートで毎年開催されます。夜には今年から場所を移転して開催されているグアムサマーカーニバル&ナイトマーケット会場でコンサートや花火が打ち上げられ、1日中お祭騒ぎとなりました。

グアム解放記念日とは戦争によって日本の占領下にあったグアムが、アメリカ合衆国によって再び解放された記念の日。この日はこの島の誰もが、戦争で亡くなった人々へ哀悼の念を抱き、二度とグアムでこのような悲しい事が起きぬよう願います。

毎年自治体や地元企業によって作られるフロート(山車)や、アメリカ軍隊、国や島による民族団体の行進・演奏、エンターテイメントを見に、多くの地元民が訪れます。今年は観光客の方が見学を楽しんでいる姿もたくさん見られました。



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古代チャモロ文化遺跡「ラッテストーン」などが飾られており
チャモロ民族の歴史や背景が伺えるフロート。
ヤシの葉などを利用した衣装に身を包んでいる若者たちが観衆に手を振ります。



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古代チャモロ文化遺跡「ラッテストーン」などが飾られており
チャモロ民族の歴史や背景が伺えるフロート。
ヤシの葉などを利用した衣装に身を包んでいる若者たちが観衆に手を振ります。



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1.6キロある長い沿道は人でいっぱいです。
半日過ごすつもりで椅子や日傘、
フードやドリンクなどを用意してきています。



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何でも多めがグアムのお約束。
パレードを楽しむためのフードも凄い量です。



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ジョン F.ケネディー高校(John F. Kennedy High School)の
アメリカ空軍部隊を目指し訓練をしている学生によるパレード。



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第73回リべレーション・デー・クイーン。
今グアムミュージアムの企画展では歴代のクイーンの歴史や衣装、
王冠などが展示されています。



グアム準州知事オフィスのあるアデラップ岬から、チャモロビレッジ周辺までの約1.6キロのパレードが行われます。



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自転車やスケートボード、  
バランススクーターで移動している人もたくさんいました。



グアムで人気のある、ローライダーなどのカスタムカー集団です。体に響き渡るような独特のエンジン音を響かせ、煙をあげながらのパレードに沿道は大盛り上がり。この集団に続いて、大きなタイヤを付けたマッドトラックの集団がホッピングを見せながらパレードをしたり、グアムで大人気のピックアップトラックが集結したパレードなど、何とも車社会グアムらしい光景でありました。



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普段カーショーなどで停車して展示しているのは見ますが、
これだけ多くの車がしかも列をなして走る姿は
このパレードでしか見ることができません。



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リラックスをして楽しみます。
この日はたくさんの人々がパレードを見に来ていましたが、
知らない人同士でも気軽に話せるフレンドリーなグアムの人々の良さを
改めて感じました。



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パレードが行われるマリン・コア・ドライブは海岸沿いで、海が望めます。
テントを建て、まるで自宅の庭にいるかの如く
パレードを楽しむ人たちもたくさんいました。



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グアムの電力会社による大放水。
暑いこの時期には暑さ対策にもなる楽しい催し。
子供達が楽しみにしている毎年の恒例イベントです。



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グアムで大人気のラジオDJアンディー・ウィーラー(Andy Wheeler) 氏。
大きなイベントには必ず彼がいます!
安定の喋りと声が場を盛り上げます。



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彼の写真を撮っていたら、「フリーホットドック食べてねー!」とアナウンスあり。
この日だけじゃなく、美味しいものは皆でシェアするのがグアム流。



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パレードの最終地点。
グアム準州知事のエディー・バサ・カルボ(Honorable Governor Eddie Baza Calvo)氏や
来賓者が集うこちらのテント前で最後のお披露目をしてパレード終了。



過去にあった戦争によって、スペイン、アメリカ、日本などに統治されてきたグアム。悲しい歴史は決して塗り替えることはできないけれど、素晴らしいグアム島のこれからの平和、そして今もなお世界で起きている様々な紛争がなくなるように、多くの人が願った事でしょう。そしてグアムの文化やグアムの人々の温かいスピリットを代々引き継いでいってもらえるよう、願うだけではなく、できることはないかと考えた今年のリべレーション・デー・パレードでした。