ハファデイ!グアムファンの皆様!
今日は今年で第8回目を迎えるグアム最大のチャモロダンスイベント、「ディナニャ・ミナゴフ チャモロダンス コンペティション & フェスティバル」の模様をご紹介します。

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マスター・オブ・チャモロダンスの称号をもつフランク・ラボン氏(左)と
日本からやってきた「チャモロダンスアカデミー」の生徒さんたち。



今年は駐車スペースも充分に備えたグアム大学のフィールドハウスに舞台を変え、年々大きく成長するディナニャ・ミナゴフ チャモロダンス コンペティション & フェスティバル。6月26日(土)、27日(日)の2日間とも多くの地元の人々が訪れ、2日目にはラムラムツアーのバスでやってきた日本人観光客の皆さんも見られました。(イベントの動画はこちらをどうぞ)


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 今年の会場となったUOG(グアム大学)のフィールドハウス


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初日のコンテンポラリー部門で見かけた、人魚伝説セレナの踊り。


チャモロダンスの大会と聞いて、私は古代の雰囲気漂うグラススカートやふんどし姿、そしてスペイン時代の衣装を想像していましたが、初日のコンテンポラリー部門では自由な創作ダンスも次々と登場して会場を湧かせました。


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こちらも初日。男性ダンサーが扮するニューハーフ役に会場が大笑い。
コンテンポラリー部門ではこんなコメディもありです。


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2日目、古代ダンス部門ではチャモロ語のチャント(詠唱)も響き渡りました。


主催のパ・ア・タオタオタノは2001年に設立されたグアムのチャモロダンスのお家元的存在の団体組織です。そこからたくさんのお弟子さんたちが独り立ちを果たし、さらに多くの地元の若者たちへチャモロダンスを伝え、踊りで自らの文化を表現する喜びと尊ぶ精神を伝えてきました。このイベントはその集大成とも言えるイベントというわけです。


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2つの部門で勝ち残り、主催者からダンス奨学金を
$1,000授与された「イレシアン・タオタオタノ」


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今回の出場の各ダンスグループの師匠さんたち。
ダンスを通してチャモロ文化の活性化に尽力してきた皆さんです。


イベントでは、各グループ名に「GUMA(グマ:チャモロ語で家を意味する)」という言葉を頭に付けて呼ばれていました。なんだか日本でいう芸道を継承する「門弟」を彷彿させますね。

このダンスコンペティションには、なんと日本からやってきたチャモロダンサーの皆さんもゲスト出演していました。

グアム政府観光局の主催で今年の1月から「チャモロダンス アカデミー」が東京で開催されており、今回このイベントでパフォーマンスをみせてくれたのは、そこで踊りを習得した皆さんです。いつか日本にもチャモロダンスの「グマ」が生まれて、ブームを巻き起こすかもしれませんね。

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2年も前からグアムへ通いチャモロダンスを習得した野平麻美さん。
日本ではダンス教室を経営する先生です。


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踊りを終えて大喝采に包まれた会場を後にした皆さん。
素晴らしい感動をありがとうございましたー!


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今年は日本企業のケン・コーポレーションもスポンサーになりました。
写真はパ・ア・タオタオタノのCEO リンダ・タイタノさん(左)と
現地法人PHRケン・アセット・マネージメント・インク社長の吉野氏(右)。


その他、米国サンディエゴや、同じチャモロ先住民をもつ北マリアナ連邦など、海外からのダンサーやゲストが集い、さらに今年はグアムの高級リゾートホテルを所有する日本企業もスポンサーとして協賛、コンペティションの審査員としても迎えられ、今年のディナニャ・ミナゴフは国際交流のムードも漂うイベントとなりました。

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伝統保存関連の展示ブースのほか、アイランドスタイルの軽食やスナック、
Tシャツや腰巻き、グアムで人気のアーティスト作の伝統アクセサリー
なども販売されていました。


来年もさらに盛りあがりそうなディナニャ・ミナゴフ ダンスコンペティション&フェスティバルがとっても待ち遠しいですね。
それではまた、アディオース!