合気道というスポーツに聞き覚えのある方は多いと思いますが、何を鍛え、何を磨くのかわからない、また、日本の武道であることは知っていても、ルールや内容については知らない人というひとが殆どではないでしょうか?

そんな合気道ですが、今や世界95カ国以上の国々で道場が開設され、日本国内にはなんと100万人・全世界では160万人が日々稽古に励んでいる国際的なスポーツとして成長しました。

その合気道のグアムにおける拠点「グアム合気会(Guam Aikikai)」が主催する「合気道インターナショナルセミナー(Aikido International Seminar)」が9月28日(金)〜30日(日)の3日間開催されました。

日本、クロアチア、南アフリカ、香港、ロシア、台湾などから70名を超える合気会メンバーがグアムに集い、セミナーやデモンストレーションを「マイクロネシアモール(Micronesia Mall)」で行いました。

9月30日(日)にマイクロネシアモールの
センターコートで行われたデモンストレーションの模様。
センターコートいっぱいにマットが敷き詰められ、
愛と平和という崇高な世界観を唱える合気道の精神が会場を満たしていました。

今回のセミナーは1999年にグアム合気会を創設した峰岸睦子師範の40周年記念を兼ねて行われました。峰岸先生は女性としては世界で最高位の7段保持者。バリガダ地区に道場があり、おむつが取れたばかりの3歳児から82歳のおじいちゃんまで週13クラスを指導する傍ら、ギリシャ、ロシア、クロアチア、イタリア等34カ国150箇所以上の道場を回り、世界中の合気道仲間との交流や指導に尽力されているすごい先生なんです。

合気道の海外における普及に貢献してこられた峰岸師範。
英語が堪能でとても72歳とは思えないバイタリティ溢れる女性です。

会場では買い物や食事の為にマイクロネシアモールを訪れた
ローカル達が足を止め、演武に見入っていました。
胴着に身を包んだ人は小さい子供から年配の人まで様々。
合気道は誰もができるスポーツであることがわかります。

日本から高段者の先生方が沢山来られ、その技を披露して下さいました。
その傍らで英語で通訳するのは峰岸師範。
「合気道とは相手に勝つのではなく、自分の中にある弱い自分に勝つこと」
という言葉が印象的でした。

女性らしくしなやかな身のこなしが特徴の峰岸師範の演武。
力任せに技を決めるのではなく、
「気」と「呼吸」に重きを置いた修行が合気道の真髄なんだそうです。

日本や世界から集まった高段者の演武。
合気道愛好者にとって、学び多き機会となったようです。

6〜7歳ぐらいの子供達の演武に観客からは笑みがこぼれていました。
マットの上をころころ転がる子供達。
みんな体を動かすことが楽しくて仕方がないようでした。

「グアム・マリオット・リゾート&スパ(Guam Marriott Resort & Spa)」で
9月29日(土)に行われたセミナーの様子。
広い宴会場が道場に早変わり。夜にはここで、パーティーも行われました。

「グアムインターナショナルスポーツセンター(Guam International Sports Center)」。
ハガニアにあるここは、一階がジム、二階はマットが敷き詰められ、
ヨガなど様々な教室に利用されています。

グアムには合気道の他、柔道、空手、水泳、器械体操、ダンス、バレエ、ランニング、自転車、トライアストン、サッカー、バスケットボールなど、様々なスポーツのグループや団体があります。
中には一日会員としてクラスに参加したり、交流イベントの開催に協力的なスポーツ団体がたくさんあります。

気軽に問い合わせをして、同じスポーツを楽しむ人達と交流の場を設けてみるのも如何ですか?

<インフォメーション>

名称:グアム合気会(Guam Aikikai)
電話:671-646-6001
Email:guamaikikai@gmail.com
URL: http://www.guamaikikai.org/