今年1月、チャモロビレッジにオープンしたBBQを楽しめるお店「アス・スモークハウス(ASU Smoke House)」。グアムのBBQと言えば、お肉をマリネソースに数時間漬け、直火で焼き上げるのが一般的ですが、アス・スモークハウスのBBQはスモーカーでなんと12~16時間蒸して調理します。こちらのお店のイチオシは「ブリスケット(brisket)」と呼ばれる肩バラ肉。脂肪分が少ないため、堅めの部位かと思われがちですが、実際はお箸で切れるほど柔らか。マリネソースの旨味がお肉に染み込んでおり、食感はもちろん味も絶品です!ローカルの方の、BBQへのこだわりの深さを実感するほどの美味しさでした。

オススメの「ビーフブリスケットとチキンのプレート」。
こちらはチャモロスタイルのフィナデニソースではなく、BBQソースで召し上がります。
お肉のほかに、チャモロ料理の代表「レッドライス」と、サラダが添えられています。

チャモロビレッジ内にあるアス・スモークハウスは、メインパビリオンのすぐ近く。
「マシェット」と呼ばれる出刃包丁と、煙に巻かれたお肉が描かれたのぼり旗が目印です。
「asu」とは、チャモロ語で「煙」の意味があるそうです。

こちらは、アス・スモークハウス自慢のスモークマシーン。
12時間以上かけて行なう作業となるため、交代でマシーンを見守ります。

「asu」のオーナーの「ソニー」さん。
以前は、グアム政府の議員をされていた方です。

こちらも人気の「スペアリブとチキンのプレート」。
写真からも美味しさが伝わってきそうですね。

こちらは「ポークとスペアリブ」。
BBQソースにも、独自の濃厚な旨味が詰まっています。

彼らがスモーカーの中のお肉の具合を交代で見守っています!
柔らかく旨みたっぷりのお肉に、彼らの熱い思いが込められています。
私も、グアムで暮らし始めてから「いかに美味しくお肉を料理するか」を、我が家なりに色々と考え、試みてきました。マリネソースの味に工夫してみたり、何時間もお肉を煮込んで下ごしらえしてみたりなど、あらゆる調理の工夫を凝らしてきました。自宅にも「スライサー(好みの厚みにスライスする機械)」「グラインダー(ミンチ肉にする機械)」「ディハイドレーター(食品乾燥機)」「スロークッカー(時間をかけて煮込む調理器具)」など、今では様々な調理器具も揃ってきました。しかし、長時間スモークで焼き上げることで、ここまでジューシーさを閉じ込め、ほぐれるほど柔らかくすることができるとは、目から鱗が落ちる思いです。アス・スモークハウスでは、スモークする木にもこだわりがあり、秘伝の技があるようです!BBQやお肉料理好きの方は、是非一度訪れてみてくださいね。
<インフォメーション>
店名:アス・スモークハウス(ASU Smoke House)
営業時間:月曜日・火曜日・木曜日・金曜日 10:00AM~2:00PM / 水曜日 10:00AM~9:00PM
定休日:土曜日~日曜日 / 祝祭日
住所:Chamorro Village Hagatna, Guam 96910
ロケーション:チャモロビレッジ内 メインパビリオン近く
電話番号:671-689-9424
Facebook:https://www.facebook.com/asu.smokehouse
Twitter:https://twitter.com/AsuSmokehouse