12月に入り新型コロナウィルスの感染者数の減少傾向が続いている一方、グアムの復興ガイドラインは最高警戒レベルのPCOR1、そして自宅待機勧告(Safer-at-Home Advisory)も引き続き発令されています。そんな中、クリスマスを前に感染予防の為の規制が緩和されました。

感染の拡大率を表すコロナエリアリスク(Covid-19 Area Risk[CAR])スコアが5以下になった状態で2週間が経過し、以下の内容の規制が緩和されました。

12月15日(火曜日) 午前8時より
・屋内で行われる宗教儀式は、施設の最大収容人数の50%までとする
・小売業は、受け入れ人数を施設の最大収容人数の25%→50%に引き上げ
・屋外飲食の際は、1テーブルあたりの人数を10人までとする

12月24日(木曜日) 午前8時より
・人との集まり(商業活動や政府機関の活動は含まない)の人数を15人までに引き上げ

12月26日(土曜日) 午前8時より
・飲食店の屋内飲食を通常の稼働率の25%で再開可能
1テーブルあたりの人数は6人までとし、各テーブルごとのソーシャルディスタンスを6フィートとする

12月22日(火曜日)時点での検査数 99,082件、陽性者累計数 7,238名、死者数 121名、入院者数 23名、CARスコア 1.6となっています。

12月15日にグアムにワクチンが届き、17日には初のワクチン接種が行われました。最初に届いたのは3,900人分。供給量が限られている中、感染するリスクの高い医療従事者、その他最前線で仕事をする人、長期療養施設の入所者を最優先に接種が行われます。ワクチンは一度目の接種から21日後に2度目の接種を受ける必要があります。一般の人が接種できるのは来年の夏頃になると言われています。

当初7月1日に再開を目指していた観光事業ですが、感染者急増による2度目のロックダウンが発令され、未だ旅行者の受け入れができていない状況。現在は2021年初頭を準備期間とし春には再開したいと準備を進めています。

ワクチン接種の開始、感染予防の為の規制の緩和がされたことで、知事は1月19日から学校の対面授業を再開する方向で検討しています。初めのロックダウンが開始した3月以来まともに学校に通えていないグアムの子供達ですが、少しずつコロナへの出口が見えてきたのではないでしょうか。