観光業の再開より一足早く、グアムでは今年春頃からさまざまなイベントが3年ぶりに再開され始めました。マンギラオ地区で毎年9月に開催されていたドニ・フェスティバル(Donne Festival)もそのひとつ。毎週木曜日の夜に開催されているマンギラオ・ナイトマーケットの拡大バージョンで、ドニ(唐辛子)にフューチャーしたイベントです。ローカル感満載のイベントで週末の夜を過ごしてきました。

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会場はマンギラオの教会隣の広場。ここでは毎週木曜日の夜にマンギラオ・ナイトマーケットが開催されていますが、それより出店数は多く、この日はあいにくの天気ではありましたが、賑わいをみせていました。フード、フルーツドリンク、ローカルアクセサリーやハンドメイド雑貨の販売などローカルイベントではおなじみの店が軒を連ねています。

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ドニ(Donne)とはチャモロ語で唐辛子のこと。そのフェスティバルということで、ディナンシェ(Dinanche)と呼ばれるドニペーストを販売する店も。

また、ディナンシェやドニを使ったチャモロ料理カドゥン・ピカ(Kadun Pika)のコンペティションも行われ、自慢の手作りディナンシェ、家庭に伝わるレシピで作られたカドゥン・ピカが登場し、表彰が行われました。

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このイベントでとても新鮮に感じたのがフード屋台。今やフードトラックが主流になってきましたが、一昔前は上写真のように料理を入れた大きな容器を並べ、目の前で盛り付けてくれていました。その時に「ライスを少し多めにして」とか、お肉を指差しながら「こっちの骨の小さい方にして」とか、お店の人とのやりとりもありました。今回も「焦げていない、脂の少ないこれを入れて」と注文すると快く応じてくれました。

料理が見えないフードトラックより、店の人との距離が近いこちらの方がローカル感があって楽しいと思うのですが、皆さんはどうでしょう?

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ステージでは子供たちによるダンスパフォーマンスやバンドマンたちの演奏がありました。上写真は往年の人気バンドマンでしょうか。グアムに住んでいたら誰もが耳にしたことのあるチャモロミュージックやアメリカンソングが演奏され、ローカル感満載。

ドニ・フェスティバルは9月16日(金)・17日(土)・18日(日)の3日に渡り開催され、多くの人がここでのんびりとした楽しい週末を過ごしました。