11月24日(日)グアム大学カルボフィールドハウス(University of Guam, Calvo Field House)にて『FIBA アジアカップ 2025 予選 Window2』日本vsグアムの試合が行われました。世界ランキング21位の日本と80位のグアムの戦い。実力の差は歴然ですが、グアムではバスケットボールは大人気のスポーツ。日本にとってはアウェーでの、熱いグアムのバスケファンに囲まれての戦いとなりましたが、果たして勝負の行方はいかに。白熱した試合の様子をお届けします!
日本代表チームは富樫勇樹選手、比江島慎選手、吉井裕鷹選手、渡邊飛勇選手、ジョシュ・ホーキンソン選手といった2024年パリオリンピック出場者らによる強豪チーム。しかし先取点をとったのはグアムでした。その後も続けてグアムが点を取るという予想外の展開で試合はスタート。
しかしさすがは日本。その後は次々と得点を重ね、そして3ポイントシュートも鮮やかに決まり、第1クォーターは20-15の日本リードで終了。
応援席では日本からやって来たバスケファンたちが日の丸を振り、「ニッポン!」の掛け声が響き、グアムにとってはホームでの試合でありながら応援でも少し日本に押され気味。
第2クォーターでも日本が華麗なプレーで試合の主導権を握り、一時はダブルスコア近くの点差を広げましたがグアムも粘り、48-31で再び日本リードで終了。後半もこのまま日本優勢で勝負を決めるのか?!
後半も好調を維持する日本。日本の3ポイントシュートが次々と決まっていく中、グアムも粘りを見せて点を獲得。68-53と第3クォーターも日本リードで終了したものの、得点は日本20、グアム22。少しずつ勢いに乗るグアムは最終クォーターへと勝利の望みを繋ぎます。
このまま逃げ切りたい日本と勢いづくグアム。迎えた最終クォーターで試合が大きく動くことに。
第3クォーターのグアムの勢いは途切れることなくそのまま続き、グアムが次々とシュートを決めて点を連取。点差を徐々に詰めていきます。そうなるとそれまで応援席も日本に押され気味でしたが、グアムのサポーターにも火が付きます。ボールが日本の手に渡ると四方の応援席から「ディフェンス!」の掛け声が響き、日本のミスを誘います。
そして残り時間3分というところでなんと同点に!これには最前列で試合を観戦していたグアム州知事も席を立ち踊り出す喜びよう!
残り3分。なんとか逆転したいグアムと勝ちにいきたい日本とがせめぎ合い点を取り合い、そして最後は実力の差がものを言い、しかし83-78というわずかな差で日本が逃げ切り勝利!予選4連勝でアジアカップ本大会出場を決めました!
日本の圧勝と思われていたこの勝負。予想をいい意味で裏切り、最後の最後になんとも見応えのある大接戦を繰り広げてくれました。
グアム代表チームには今シーズンから日本のベルテックス静岡の在籍しプレーをしているサイモン拓海選手がおり、試合後は日本代表選手と抱き合うシーンも。在住日本人が多く親日家も多いグアムでのこの試合、勝敗に関係なくとても盛り上がるいい試合でした!
日本代表チーム、アジアカップ2025出場決定おめでとうございます!アジアカップ202は2025年8月5日にサウジアラビアで開幕します。グアムから応援します!