グアムと言えばこの美しい海!グアムに来たらマリンアクティビティを欠くことはできませんが、数年前から日本人観光客に人気なのがトレッキング。日本でのトレッキングブームもあり、グアムのジャングル地帯を歩くトレッキングツアーに参加する人は随分増えてきました。

今回紹介するのはフォンテダム(Fonte Dam)。比較的簡単なコースで、ビギナーや小学生ぐらいの子供なら気軽に参加することができます。場所はグアム島中部、ニミッツヒルとアガニャハイツの間。車ではアデラップ岬にあるグアム準州知事官邸前の信号を山側に曲がり、坂道をあがっていくとその入口に着きます。

では早速、フォンテダム トレッキング開始!

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スタート地点のこちらの石を見てからトレッキングは始まります。わかりますか?石に書かれている文字。ハリウッド俳優のウィル・スミス(Will Smith)が2009年にここにやってきたらしく、それを記念に作られたものだそうです。

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そろそろ雨季は終わりつつありますが、この数週間、とにかく雨が多かったからでしょうか。トレイル(登山道)は大人の背丈より高い草や木々の葉に覆われ、それらをかき分けて進みます。途中、ぬかるみに足をとられたり、急な坂道ではロープに助けられたり。

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そうして歩くこと約30分。目の前がパッと開けたかと思うと、美しいフォンテダムが現れます。

フォンテダムは高さ約7メートル、幅約5メートルのレンガ造りの小さなダムですが、建造されたのは100年以上前。1910年、アメリカ海軍により建造された当時のままの姿で残ります。2014年には、アメリカの指定歴史登録財(National Register of Historic Places)にも登録されました。

水が落ちるザーッという音が、なんとも耳に心地いい。

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そして、そのフォンテ川沿いに下っていくと、次に現れるのがこちら。

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小さな滝つぼです。

入口から30~40分ほどのトレッキングで火照った体をクールダウンさせるのに、川の水は冷たくで気持ちいい!マイナスイオンもたっぷりで、岩場に腰をおろしてしばしの休憩タイム。

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岩の下の滝つぼは大人の背丈よりも深いので、元気な子供たちは3メートルほど上の岩から滝つぼにジャンプ!

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浅瀬ではエビやウナギを発見!大自然の中では普段できない体験や発見がいっぱいです。

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滝つぼを後にして、次は山道を登っていきます。草木に覆われた道なき道や急斜面の岩場を一歩一歩進んでいきますが、途中、野生の蘭が咲いていたり、ヤシの木が生い茂る山々を眺めたり、目の前に現れる景色を楽しみながら進んでいきます。

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ようやく辿り着いた頂上からの景色がこちら。山々の向こうに見えるのはグアム国際空港の滑走路です。360度、美しい山々や草木に覆われた斜面をたっぷり眺め、そして下山。約3時間半のフォンテダム トレッキング、無事終了です。

 

ジャングルの中で、空を見上げれば濃い緑の熱帯樹の葉が生い茂り、地面を見れば太い幹が大地に根を下ろして四方へ根を広げ、目の前には名前の知らないピンクの小花が風に揺れています。車窓から眺めるだけでは分からない、大自然の生命力を感じることができるグアムトレッキング。日頃の運動不足解消はもちろんのこと、五感をフル回転させて楽しむ大自然。次回のグアム旅行では、海だけでなく、ジャングルの自然もお楽しみください。