感性豊かなグアムの若者たちの心に触れることのできるアート展「GAX(Guam Art Exhibit)」。アメリカとアジアの文化が交錯する特異な環境の中で育った若者たちの、多彩な表現を鑑賞できる数少ないアートイベントとして注目を集めています。6回目を迎える今回も、グアムで暮らす 画家や写真家などの最新作が一堂に会し、作家や関係者、アートファンが集まった「オープニングセレモニー」が開催されました。
若手アーティストの信頼を集める「ジェフ・イージャン」氏。
彼がボルコムショップのイメージ画などを手掛け、注目を集めたことがきっかけで
グアム在住の若手アーティストたちの活躍の場が広がりました。
グアムに暮らす若者たちの日常を表現するのがジェフ・イージャン氏のテーマ。
幼さと成熟、テクノロジーと自然など、
相反するように思える要素が、複雑に交錯する若者の姿がここにもあります。
生命感がみなぎる3Dの手法を用いたアートは
グアムの生き物たちが飛び出してくるようです。
ふとしたきっかけで手にしたビデオカメラを使い、独学で始めた映像制作。
初めて出展するアーティストの作品も何点かありました。
ひときわ繊細なタッチで、幻想的な空間を醸し出しているこちらの作品は、
20年以上のキャリアを持ち、世界的に活躍する「ブライアンデスペイン」氏の作品。
最近グアムに移住し、GAXへの出展は今回が初めて。
ブライアンデスペイン氏の作品は、こちらの3点。
若手以外にも、このようなキャリアを積んだ画家の作品も出展されています。
小さな子供から学生、ビジネスマンなど、アートを好む人が多く訪れ、
それぞれの楽しみ方で作品を鑑賞していました。
プロカメラマンとして活躍する傍ら、
グアム大学でカメラマンを志す若者の指導にもあたっている
「ビグターコンサガ」氏の作品。
作家の意図や、作品に込めた想いを直接聞く事ができるのが
オープニングパーティーの魅力です。
アート作品の見方を学ぶには、とても参考になりますよ。
お気に入りの作品を見つけては足を止め、
友人などと作品について語り合う人の姿も多く見受けました。
愛嬌溢れる表情の描写は、まるで写真のようです。
社会を見つめ、人間の心の奥に潜む矛盾や感情を
表現するコンセプチュアルアートの作品。
荒野で死の淵に立つ兵士と、銃口に現れるハンバーガー、
見た人それぞれの解釈でアートを楽しめそうですね。
こちらが6回目となる「GAX Ⅵ」の告知用フライヤー。
会場は「ザ・プラザ(the Plaza)」内「アンダーウォーターワールド(UnderWater World)」横2階にて開催。開催期間は、7月21日(日)までとなりますのでお見逃しなく!オープン時間は、平日が6:00PM~10:00PMまで、週末が10:00AM~10:00PMまでとなります。入場無料となっておりますので、是非お気軽にお立ち寄りください。
「GAX」のFacebookページはこちらから。
https://www.facebook.com/GUAMARTEXHIBIT